90×150cm 7万8100円/エルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
▶︎すべての写真を見る 海外からのゲストと思われる人たちを街で多く見かけるようになってきた。
また逆に、ワールドカップのカタール大会ではメディアを通じて多くの日本人サポーターの姿が映し出されていた。そして
オーシャンズ本誌2月号では、現地取材による久しぶりのハワイ特集も。
つまり何が言いたいかというと、いよいよ海外への旅が現実的に、そして気軽に行えるようになってきたということ。
では具体的にどこを目指すのか?
選択肢は数あれど、ハワイ特集などと先述しているようにオーシャンズとしてはやはり気持ち良さを求めて海へ。日本がいよいよ寒くなってくるこの時季だけに、ビーチリゾートへの想いがことさら募っているのである。
ここでひとつ想像を……。ホテルの部屋(ヴィラでもOK)から静かなプライベートビーチへ。この旅の目的のひとつは手付かずだった本の読破だ。デジタルは動画も音楽も極力オフ(まあ、映える夕日を撮るくらいは良しとしよう)。
チェアを借りてもいいけれど、タオルを直接砂浜に敷いて寝転びたい気分だ。そのほうが本を読みやすいし、あえてラフに振る舞うのがいい……という妄想の中に登場するのが、ご覧のような大きなビーチタオル。
エルメスのそれは波に巻かれそうなサーファーを鮮やかに切り取ったダイナミックなデザインで、躍動感を与えながら、どこか日本画的な静けさも漂わせる。
メンズのカレ(スカーフ)の図柄も手掛けている、アーティストの野村大輔氏によるデザイン。青い波、黄色いサーフボード、そしてエルメスらしいオレンジカラー……。リゾートにベストマッチする、鮮やかで洗練された色使いが見事だ。
今このときの我々の気分を、最大限に盛り上げてくれる出来栄え。だからこそ、その姿を見て妄想にふけるだけで終わらせられないのが男の性分。
ぜひともこのタオルを旅の相棒にして、現実のリゾートへと足を運んでほしいものである。