③ カルフ×ハノン「レガシー96“ハイランドゲームズ”」

フィンランド発のシューズブランドと、スコットランドを代表するスニーカーショップのコラボモデル。知る人ぞ知る系のスニーカーも、RGさんの物欲を刺激した。



「インスタに乗せた途端、こがけんからコメントがありました。“それ、めっちゃいいですね！”って。さすが吉本のファッショニスタ、鼻息荒かったです」。

モデル名のハイランドゲームズは、スコットランドのハイランド地方で行われる伝統の競技会を意味。

その大会では当地のケルト文化を根底に、民族衣装“キルト”を着用したハンマー投げなどが行われるそうだ。



スニーカーのアーシーな色味には、ハイランド地方の民族衣装とアウトドア的ライフスタイルが凝縮。

RGさんはグリーンを軸に、足元の配色を全身にリンクさせたスタイルを披露してくれた。お見事！

④ フィリー×アディダス オリジナルス「NMD S1」 

フィット感に秀でたプライムニット製アッパーに、ボリューミーなスケルトンラバーソールをドッキング。

ミッドソールにはアディダスが誇るブーストフォームを備えるなど、「NMD S1」は見た目も履き心地もスキなしのモデルである。



そのうえで今作は、SNS界隈で話題沸騰中のアーティスト、フィリップ・リエサの感性が爆発。独特なブルーグラデーションがアイコニックだ。




「ソールに大量のトレフォイルが付いてるんです。みんなからカワイイ！と言われたんで、しっかり元は取れました」。確かにカワイイっす！

⑤ アディダス オリジナルス「フォーラム84 ロー ミタ“アスク”“ミタスニーカーズ”」

ラスト5足目は、2022年3月にゲリラ的にリリースされた日本を代表するスニーカーショップコラボレーション。

価格すら未発表で詳細はすべて“アスク”にて、という偏屈ぶりが大きな話題を呼んだ。



「実際にお店に行ってみないと入荷しているかどうかわからないシステム。そのレア感がまた最高」と、ユニークなスキームにRGさんも興味津々。さっそく購入を決断した。



「ダチョウの革であるオーストリッチの高級感が素晴らしい。ちょうどフォーラムのローカットが欲しかったときだったので、僕にとっては究極ですね」。

名機「フォーラム」に加え、1979年発売のバッシュ「トップテン」からも着想を得た今作。事実、アッパーサイドのスリーストライプはそれぞれのカッティングを1つのパーツで表現したものだ。

驚くべき芸の細かさは、RGさんにも負けていない。かもしれない。


メジャー・マイナー問わず、己のセンスを信じてスニーカー道を突き進むRGさん。2023年には狙うのは、ミハラヤスヒロのスニーカーだそうだ。