最新モデルは、3代目当主のガストン-ルイ・ヴィトンが好んだVのシグネチャーを、マットブラックとK18PGのバイカラーにシンボリックにあしらう。特許取得の機構でストラップ交換も自在だ。「タンブール オトマティック クロノグラフ ダミエ ・ グラフィット」SS(ブラックPVD)ケース、46mm径、自動巻き。272万9100円/ルイ・ヴィトン 0120-00-1854
「腕時計の360度全方位的大解剖」とは……▶︎すべての写真を見る 2002年にルイ・ヴィトンの本格ウォッチメイキング宣言として発表された「タンブール」。
旅を愛するメゾンのエスプリが詰め込まれ、トラベルユースに最適なこの一本を、あらゆる角度から深掘りしてみた。
[Variations]用途に応じて、機能やスタイルも多彩に展開する
[上]SS(ブルーPVD)ケース、44mm径、自動巻き。104万3900円、 [左下]SS(グレーPVD)ケース、44mm径、クオーツ。82万1700円、 [右下]SS(グレーPVD)ケース、44mm径、クオーツ。83万2700円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854
[上]「タンブール オトマティック ストリート ダイバー」回転式インナーベゼルを備え、「タンブール」の特徴的なフォルムを崩すことなく、ダイバーズスタイルを表現。
[左下]「タンブール アウトドア クロノグラフ GMT」60分積算クロノグラフと24時間表示GMTをカーキのダイヤルに装備する。モノグラムの回転ディスクも斬新だ。
[右下]「タンブール ムーン デュアル・タイム GMT」2017年登場のケースバリエーション「タンブール ムーン」に、デュアルタイムとフラッグプリントを採用。
腕時計272万9100円、ニット15万6200円、デニム11万1100円/すべてルイ・ヴィトン 0120-00-1854
[History]“旅の神髄(こころ)”の精神はトランクから始まった
©️ ARCHIVES LOUIS VUITTON MALLETIER
ルイ・ヴィトンは、1854年にトランク職人であるルイ・ヴィトンによってフランスのパリで創業した。当時のトランクは顧客の依頼によりオーダーメイドされ、人々の移動の欲求を満たし、機能性と優美を両立したクラフツマンシップは旅の象徴になった。
今回紹介する「タンブール」も1540年製の携帯時計をルーツに持つ。メゾンが掲げる“旅の神髄(こころ)”は時計作りにも息づいているのだ。
[Strap]トラベルユースにも最適なストラップ交換機構
特許取得のインターチェンジャブル機構を搭載し、簡単にストラップが着脱交換できる。それゆえ純正の替えベルトが豊富に展開されており、なかにはモノグラムやダミエといったルイ・ヴィトンを象徴するパターンも揃う。
旅先でもあらゆるシーンに応じてコーディネイトできる。
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