子供が生まれて、社会との関わり方が変化
考え方が大きく変わった。自分はもういない100年先を思って種を撒く人生を送るか、わからない未来のことより今をどう生きるのかを大事に考えるか。この2択を前にして、永井さんが選んだ生き方が前者。「そっか」に関わる人たちも同様だ。
彼らの目線の高さは子供たちのそれだ。「そっか」では大人向けのプログラムも用意しているが、それはあくまで自然体験の乏しい大人に子供が見ている世界の理解を促すため。
傍観者ではなく伴走者としての自覚を期待し、だから「北風ビュービューでも素潜りを楽しむようになった人もいるし、トレイルランニングを始めて子供の自立後には山岳看護師を目指すと決めた人もいる」というような成長が起きる。
そうして逗子の自然をフィールドに、子供たちが心に原風景を描いて刻み、やがて社会へ羽ばたくことを、関わる人たちみんなでサポートしているのである。
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