時を超えて受け継がれる確かな精度と端正な表情
「ポルトギーゼ」

1939年、ポルトガル商人による時計の製作依頼を機に誕生した「ポルトギーゼ」コレクション。

初代モデルの41.5mmという大きなケースサイズは、当時の最高精度を実現するためにあえて採用した大型の懐中時計用ムーブメントを端緒とする。トレードマークでもある端正なダイヤルとドレッシーな印象は初代モデルの特徴でもあった。

その後、幾度となく改良され、クロノグラフモデルにおいては2020年より自社製ムーブメント「キャリバー69355」を搭載し、その機能美を堪能できるシースルーバック仕様に。

精度と耐久性を高めた現代的な進化を遂げたが、縦ふたつ目のインダイヤル積算計やスリムなリーフ針などの伝統的意匠は変わることなく現代に受け継がれている。

「ポルトギーゼ・クロノグラフ」SSケース、41mm径、自動巻き。101万7500円／IWC　0120-05-1868、パーカ24万8600円、Tシャツ6万7100円、ストール12万5400円／すべてロロ・ピアーナ（ロロ・ピアーナ ジャパン　03-5579-5182）

ワンマイルスタイルで実感するドレッシーな印象と高級感
持ち味であるドレス感を際立たせるのが、落ち着いたエレガンスを湛えるシルバーダイヤル。品格すら漂うこの時計はコージーなスタイリングにこそ、その存在感を発揮する。

「ポルトギーゼ・クロノグラフ」SSケース、41mm径、自動巻き。101万7500円／IWC　0120-05-1868、シャツ10万8900円／ダンヒル　0800-000-0835、その他私物

無彩色のコーディネイトで嫌みのない色気を味方にする
黒を主役にした洗練のモノトーンスタイル。ならばツーカウンタークロノグラフも、その雰囲気を引き締めるブラックが最適解か。抑制の利いた装いにこそ大人の色気が立ち上るのだ。

「ポルトギーゼ・クロノグラフ」SSケース、41mm径、自動巻き。101万7500円／IWC　0120-05-1868、カーディガン4万9500円／テクネ（カナル　info@texnh.jp）、カットソー6578円／ニアイコールハートコアリメディ（ウィファブリック　info@wefabrik.jp）

腕時計も男もファッションも愛嬌がいちばん大事!?
積算計の視認性を高める新作のパンダダイヤルは、その名のとおり、どこか愛嬌のある表情。ならば、ふわりとしたモヘアカーディガンと組み合わせた、こんな“可愛いおじさん”はいかが？