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2022.10.26

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日本の理容カルチャーがガーナを救う。学校を作って、数年後には「手に職を!」


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バーバーカルチャーが再興して久しい。2010年代、きっかけはニューヨークだったと記憶するが、当時のラギッドブームに後押しされるようにして再興が始まり、日本にも飛び火。新しいスタイルの理容室が広がった。

本記事の主役「ミスターブラザーズカットクラブ(MR.BROTHERS CUT CLUB)」は、日本でのブーム再興の立役者となったひとつだ。

今やLAにも店舗を持つ彼らはこの度、NPO法人「クラウディ(CLOUDY)」と協業し、とあるプロジェクトを始動する。

プロジェクトの拠点はガーナ、始動に至った背景

先のバーバーカルチャー再興と同じタイミングとなる2010年より、NPOクラウディが始めたのが、ガーナでの雇用機会の創出だ。

人口3000万人のガーナでは、その8割が“日雇い労働者”といわれている。特に若年層の失業率の高さは大きな問題となっており、NPOクラウディはその改善に取り組んできた。

そこで、現地にバーバー育成の教育システムと雇用を創出しようと、NPOクラウディとミスターブラザーズカットクラブは手を取り、「バーバーアカデミープロジェクト イン ガーナ(BARBER ACADEMY PROJECT in GHANA)」を立ち上げたというわけだ。



そもそもガーナの人々は、2週間に1度は散髪に行き、こだわりのヘアスタイルを追求するなど、髪型に対するこだわりがとても強い。しかし、バーバーの存在と技術、職業としての地位と理解が認められにくい現状がある。

その理由のひとつに、ガーナには理容師の国家資格がないことがある。

確立されたトレーニングの環境がなく、技術の習得や向上が難しい。この現状を打破するのが、本プロジェクトの目的なのである。


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