ミニ JCW コンバーチブル。全長3880×全幅1725×全高1415mm。総排気量1998cc。最高出力231PS。最大トルク320Nm。定員4名。 534万円〜/MINI カスタマー・インタラクション・センター 0120-3298-14
英国を発祥のルーツにもつクラシカルなスタイルと先端の車造りが融合する人気の「MINI(ミニ)」。
そのラインナップの中でも、時に「羊の皮を被った狼」などと形容され、好事家たちに特に人気なのが「ジョンクーパー ワークス」、通称JCWだ。かつての名チューナーの名前を冠し、走りに重点を置いたミニの特別チューン。
このたび、車にバイク(たまに馬)と乗り物好きを公言する本誌人気モデルにして俳優の平山祐介さんに「MINI JCW コンバーチブル」に試乗してもらい、乗り味をはじめ、ライフスタイルとの親和性など、インプレッションを語ってもらった。
[実用] 「MINI」だけど“ミニ”じゃない!
「僕ら世代はMINIというと、ミスター・ビーンの運転するあのローバー社の小さなモデルを思い出しますが、現行のMINIはそれとは全然違いますね。身長185cmの自分が運転席に入っても広々しています。バックミラーを動かすにも結構手を伸ばしましたから(笑)」。
愛車にSUVを駆りながら、数々の撮影で多くの車を運転してきた祐介さん。今回は自身としても、初となるMINI試乗となる。
手始めに、街中を軽くドライブ。
まず驚いたのが、それまで抱いていたイメージを覆した“広い”と感じさせるMINIの車内と言う。もちろん、それはJCW仕様でも変わらない。
「車内は広く感じながらも、車体感覚はやっぱりMINI。道幅の狭い都会でも取り回しが楽ですし、駐車枠に入れるのにもストレスフリー。この乗りやすさは驚きのポイントでした」。
街乗りにおける使い勝手の良さにも感嘆する一方で、ディテールにも注目。特に耐荷重80kgのリアハッチがお気に入りのようだ。
ユニオンジャックの模様が浮かび上がるテールライト。
「長時間の運転時はちょっとリラックスしたくなるじゃないですか。すごく個人的かもしれませんが、そんなときって運転席を離れたくなるんですよ。そこで、このリアハッチです。
耐荷重80kgのリアハッチ。
テーブル代わりに使えそうですよね。例えば、フォールディングチェアなんかを積んでおいて、休むときは、このハッチをテーブルに、コーヒーなんかを置いてちょっと休憩するなんて良くないですか? 公園や海辺の駐車場がたちまちリラックススペースになるんだから」。
自身のライフスタイルのなかでも、かなり具体的な使用シーンが想定できたようだ。
そのほか、意外に容量のあるトランクや後部座席などにも十分な満足感を感じた祐介さん。
「取り回しのいい車体、それでいて、広々したストレスのない車内空間、そして、細かなディテール。名前はMINIだけど、全然“ミニ”じゃない。
このバランスが、女性やファミリー層など、広く支持されている理由なのかなと。人気の一端を見ましたね」。
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