▶︎すべての画像を見る 自分らしい腕時計を探すうえで、サイズ選びは重要なポイント。
なかでも今“小径モデル”が、過度な主張なく“らしさ”を表現できる時計として人気を博している。
その最右翼とされるのが、グランドセイコーから届いた最新作。小さいながら洗練されたデザインは、ひとつの到達点を示したと言えるかもしれない。
グランドセイコー独自のデザインスタイル
本質を突き詰めて辿り着いたグランドセイコーのニューデザイン。
1960年、「世界に挑戦する国産最高級の腕時計をつくる」という志のもと立ち上げられたグランドセイコー。
この数年では、エボリューション9 コレクションの通称“白樺モデル”「SLGH005」が、2021年度ジュネーブ時計グランプリ「メンズウオッチ」部門賞を受賞、2022年度「レッドドット・デザイン賞」のプロダクトデザイン部門において、最高賞「Best of the Best」を受賞するなど、デザインの面においても注目度が高まっている。
「SLGH005」SSケース、40mm径、自動巻き。104万5000円/グランドセイコー(セイコーウオッチ 0120-061-012)
グランドセイコーの根幹を成すデザインが確立されたのは、1967年に東京・亀戸の第二精工舎が初めて手掛けたグランドセイコー「44GS」の代からだ。
1967年に誕生した記念碑的モデル「44GS」。
このモデルから採用されたデザイン理念「セイコースタイル」とは、「燦然と輝く腕時計」がコンセプト。
直線と平面を主体に構成される光と陰の間に、多様な表情を生み出す構造を実現するための3つのデザイン方針によって成り立っている。
この文脈を受け継ぐヘリテージコレクションから、今回の主役「SBGW291」は届いたのだ。
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