折りたためる新感覚なホットサンドメーカー
「ミニマルホットサンドメーカー」6600円(バーナーは別売り)/SOTO(新富士バーナー 0533-75-5000)
4つめに紹介するのは、ありそうでなかった折りたたみ式のホットサンドメーカー「ミニマルホットサンドメーカー」。
持ち運びは手のひらサイズに。
本体を挟み込むようにハンドルを折りたたむことができるので、今までのホットサンドメーカーにありがちだった“収まりの悪さ”を解消してくれる。
簡単に上下2つに分けられる。
武骨な見た目の素材は、熱伝導率の高いアルミダイキャストを用い、表面にフッ素樹脂加工を施しており、本体プレートは2つに分割できる着脱式。
もちろん、ホットサンドもばっちり焼ける。
ホットサンドだけでなく、フライパンとして使うこともできるので、1台で作れる料理の幅がぐっと広がる。また、洗いやすくお手入れが楽なことも見逃せない。
ハンドルが接地して安定するよう、全体の重量バランスを考慮してデザインされている。
フライパンとして使うときは1枚でもいいが、2枚つなげたまま使うと、広げたハンドルの先端が地面と接して転倒を防ぐように設計されている。
両手を開けて食材の準備ができるという、細かな気配りが行き届いたギミックである。
これさえあれば「ソロキャンプ飯」が大充実
「ミニマルグリル」6600円(ワークトップテーブルとバーナーは別売り)/SOTO(新富士バーナー 0533-75-5000)
近年各社が手掛けるグリル用鉄板が「SOTO」からもリリースされたので、最後に取り上げてみる。
「ミニマルグリル」というモデルで、同社のミニマルワークトップ(テーブル)とレギュレーターストーブを組み合わせて使う前提でデザインされている。
特殊なシマ模様の凹凸がポイント。
パッと見はなんの変哲もない鉄板に見える。が、焼き面に特殊な加工を施されたカーボンを露出させることで熱伝導率がアップ。食材を芯まで美味しく焼くことができる。
また表面にはシマ模様状の凹凸がつけてあり、余分な油が流れ、食材がくっつきづらい。
油をテーブルに垂らす心配がない。
また、設置した段階で微妙に片流れの角度がつくように設計されており、食材の余分な油は受け皿に流れ落ちる構造も秀逸。
同社のテーブルやバーナーと組み合わせる前提だからこそできるギミックだろう。
ソロキャンプで凝った料理を作る気はないけれど、レトルトで済ますのは味気ない。そんなときは、出先で買った地元食材をこいつでシンプルに焼くだけで、贅沢なご馳走になる。
仲間と出かけたときには、これを囲んで少しずつツマミを焼き続ける、なんて使い方もおすすめしたい。
組み合わせると、さらに使い途は広がる。
まとめてご覧いただくとよくわかる通り、やはりSOTOも2022年はソロキャンプ向けな新作の充実具合が目立つ。もちろん、使い方次第ではファミリーキャンプにも活躍してくれるだろう。
新しいギアを手に入れて、フィールドで使うシーンを想像しながら、夏休みの到来を待ちたい。
[問い合わせ]新富士バーナー0533-75-5000www.shinfuji.co.jp