全速度域で爽快なドライビングフィールが味わえる新システム搭載のハイブリッド車「アルカナ」。ルーフからリアにかけての曲線が美しい都会的な印象のクーペスタイルSUVだ。総排気量1597cc、乗車定員5名。429万円〜/アルカナ(ルノー 0120-676-365)
突然、富山までビールをピックアップ?
その理由は、ルノーが新型のハイブリッド車「アルカナ」の発売を記念して、クラフトビールを作ったという情報をキャッチ。それは限られた店舗のみで販売され、本数限定という。
ならば、全国各地にいるオーシャンズ読者にそのビールをプレゼントしようと、富山県・高岡市にあるビール醸造所までピックアップに行くことになったのである。
その距離、片道約450km。せっかくなので、スゴイと噂の「アルカナ」の実力も試
すべく、ドライブテストも兼ねて、いざ出発。
ドライブテストの目的地 今回の目的地、クラフトビールバー「ラティスワークブリューイング」。(富山県高岡市金屋町3-15)
鋳物が盛んな富山県・高岡にあるクラフトビールバー「ラティスワークブリューイング」。県外からも多くの人が足を運ぶ人気店だ。
その代表・大島紀明さんが今回
の限定クラフトビールを製造、オーシャンズ読者のためにプレゼントを用意してくれた。
F1由来の技術を搭載! 高速道路で気持ちいい加速感
まだ、EVの充電インフラが整っていない現状では、環境に配慮しつつも、ユーザーが不便を感じない車種となると、ハイブリッドが筆頭候補だ。そこで、独自の新ハイブリッド技術を搭載し
た新型「アルカナ」に注目したい。
ハイブリッド車といえば日本のお家芸だが、ルノーは「E-TECH HYBRID」という新しい独自のシステムでこれまでにない体験が味わえるハイブリッド車に仕上げているという。
「E-TECH HYBRID」のスゴさは、加速にある。踏めば踏んだぶんだけ加速する。
実はコレ、当たり前のようで当たり前じゃない。ハイブリッドシステムにもさまざまなものがあり、日本市場で人気のコンパクトハイブリッドカーは高速域での走りが苦手であり、アクセルを踏み込んだときに少しもたつく感覚、加速の遅さが最大の弱点。
つまり、高速道路を多く利用するユーザーにとっては、これまで最適なハイブリッド車がなかったかもしれない。
それを克服したのが「アルカナ」なのだ。
詳しい構造は難しくなるので割愛するが、この独自システムを実現させたのが、F1マシンにも使われているドッグクラッチというトランスミッション。ルノーが長年F1で培ってきた技術を投入し、燃費の良さと引き換えに、走る愉しさを犠牲に
しない、理想のハイブリッド車を完成させたのだ。
Cセグメントに属するミドルクラスSUV(全長4570×全幅1820×全高1580mm)。電子制御ドッグクラッチ マルチモードATを搭載。シームレスな加速とダイレクトな加速が味わえる。429万円〜/アルカナ(ルノー 0120-676-365)
高速道路の巡航中も、もたつきのストレスはなく、気持ち良く走れた。
電気とガソリンの切り替え、あるいは両方駆動しているのかは、ディスプレイで確認しないとわからないほどスムーズだ。
しかも、電気とガソリンの切り替えも気付かないほどスムーズで、ショックや変な違和感もまったく感じなかったのにも驚いた。
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