「業界のパタゴニアン・パパラッチ」とは…… ▶︎すべての画像を見る 「夏のパタゴニア」といえば、多くの大人たちを虜にしてきたバギーズショーツが真っ先に思い浮かぶ。
田村貴之さんも御多分に洩れずだが、どうやらそれだけではないらしい。お馴染みの“アレ”から意外な“アレ”まで、田村さんが永久指名するパタゴニアを大公開!
田村貴之●さまざまなブランドのプロモーションを担うT-PLANNINGの代表。移動手段は主に自転車というサイクリストで、時間があればランニングにも勤しんでいる。
ブランドの力はロゴに宿る! “ボックスロゴT”
まず、パタゴニアのTシャツと聞いて真っ先に思いつくこのデザイン。大胆にプリントした、クライマーの聖地ともいわれるフィッツロイ山群をモチーフにしたパタゴニア・ロゴである。
「昔は“ロゴ”が苦手だったんですよ。もうタグすら取りたいぐらい。メゾン マルジェラのタグすら取ってたほどですから(笑)。ただ、ブランドのプロモーションをやっていくにあたり、そのロゴがどれほど大事かを実感したんですよね。以降は大事にしています」。
そして今ではステューシー(Stüssy)やシュプリーム(Supreme)、ラルフ ローレン(Ralph Lauren)など、さまざまなロゴTを所有。改めて思うのは、ブランドのパワーはロゴに宿るということ。
「やっぱり印象に残りますよね。だからずっと僕のワードローブに残り続けるのかもしれない。もちろん、パタゴニアもそう。ボックスロゴのデザインなんて、一時代を築き、今も世代を問わず人気だし、それだけでもすごいことですから。
このTシャツは、とあるメディアの編集部がフリーマーケットをやっていて、そこで購入しました。当時はシーン的にも’90sリバイバルで、ボックスロゴデザインが再燃していました。そんなノスタルジックな部分も背中を押してくれましたよね」。
1枚で勝負! 遊び心タップリの“タンクトップ”
ここ最近はめっきりインナーとしてのポジションに落ち着きがちなタンクトップだが、田村さんの場合は違う。
「僕はタンクトップ好きなんですよ。平気でタンクトップに短パンでもいけるおじさん(笑)。一般的なショートスリーブのTシャツもヘビロテしますけど、極端に暑い日はもうダメ……(笑)。
やっぱりタンクトップの方がラクでいいんですよ。肌寒くなってきたときにはその上からカーディガンを羽織るぐらいでちょうどいい。中でもパタゴニアのタンクトップが大好きなんです」。
毎シーズン、リリースはされるもののバリエーションは少なめ。その中でも、機能面はもちろん、ちょっとしたデザインにも心がくすぐられるとか。
「ロゴのタンクトップは昨年に購入したもので、お魚の方は2年ほど前にネットで購入しました。さりげない感じがいいでしょ? デフォルメされた姿がカワイイんですよ。そんな遊び心もパタゴニアらしいですよね」。
これらの下にタイトなヘインズのタンクトップを仕込み、レイヤードさせるのが田村さんの夏のお決まりである。
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