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子どもたちは宝物。キッズライダーの夢への挑戦を支える相棒「Ninja Pads」



――米田さんがプロデュースした自転車用プロテクター「Ninja Pads」について詳しく聞かせてください。

米田: BMXは危険なスポーツでもありますが、ストレッチしたり体を鍛えながら乗ること、そしてしっかりプロテクターを着けることでかなり怪我を防ぐことができます。

でも子ども用のプロテクターは日本だけではなく世界中にあまり無くて、サッカーの脛当てでどうにか代用したり全然サイズが合ってないものを着けている子どもたちが多いのが現状でした。

そんな子どもたちの身体を早い段階でしっかり守ってあげられたら彼らもずっと末永く楽しく乗れると思って、子ども用のプロテクターを早く作りたいと思っていた時にとても素敵な出会いがあったんです。

「コミネ」というオートバイのプロテクターを作ってるメーカーの方と繋がれたので「BMX用のプロテクターをオリジナルで作りたいんです」って相談してみたら一言で引き受けてくれました。そこからすごいスピードで話を進めて作ってくれて第一弾としてこの「Ninja Pads」の子ども用プロテクターが実現しました。

――その「Ninja Pads」はどんなところをこだわってプロデュースされたんですか?

米田: 「Ninja Pads」は見た目もおしゃれでかっこよくて、着け心地も最高で、みんなが痛かったところを守れるプロテクターです。特に膝の内側とかくるぶしにパッドをつけて子どもたちのニーズに応えられるようにプロデュースしました。



――確かに着けていてもライディング中にずれたりして守れてないところに限って怪我したりしますよね。

米田: そういった部分も考慮した上でフィット感も大事にしながらスリムに作りました。その理由は既存の子ども用プロテクターはパッドが大きいのでフレームに引っかかりやすく、逆にトリックがやりづらくなってしまうからです。またそれが原因で転んでしまうこともあるので、伸縮性もあって動きやすくその上でしっかり守れるものを意識しました。

――実現できたのは米田さんがスクールでいろんな子どもたちを教えてきた経験があったからですね。

米田: まさにその通りです。僕も子どもたちを教える中で子ども用のプロテクターを見たり、子どもたちや親御さんの意見を聞いたり、自分の今までの経験も含めて「あったらいいな」を全部詰め込んで作れたのがこの「Ninja Pads」です。結果として今ではいろんな子がどんどん着け始めてくれているので本当に作って良かったなって思っています。

――米田さんの子どもたちへの熱い想いがしっかり形になっていると感じます。

米田: 本当に子どもたちは宝物なんです。当時自分たちがBMXを始めた時はキッズライダーはいなかったですし、今の日本のキッズライダーたちは世界で一番レベルが高いくらいです。

こういう子どもたちが増えたのはリム(中村輪夢選手)の活躍が大きいと思いますが、世界を目指して始めてくれたからこそ彼らが怪我で辞めちゃうようなことにならないようにしっかり守れるプロテクターを作りたかったんです。


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