「弊社の看板娘」とは…… SDGsの浸透で人々の地球環境に対する意識が高まっている。しかし、一方で腸内環境も非常に重要なのだ。
そんな話を聞くために向かったのは浜松町。
▶︎この記事の画像ギャラリーを見る こちらのビルに入るオフィスに伺う。
エレベーターを降りて、壁に不思議な絵が描かれた廊下を進む。
東京湾からの海風をイメージしたラインアートらしい。
さて、お邪魔しますよ。
看板娘の姿を発見。
では、ご登場いただきましょう。
「よろしくお願いします」。
こちらは人間の腸内環境を研究する会社、AuB(オーブ)で働く上田麻実さん。
埼玉県の浦和市で生まれ育った。中学ではバドミントン部に所属。県大会は常連で、チームでベスト4、個人戦でも上位まで勝ち上がったそうだ。
「中学時代の記憶はほとんどバドミントンと言えるぐらい、部活漬けの毎日でした。ものすごくたまに部活が休みになった日も、部員たちと近所の体育館で練習していましたね」。
厳しい練習をともに耐え抜いた部員たちと(中段右が麻実さん)。
高校1年から大学4年までは、地元の体操着と学生服の販売店で採寸のアルバイトを続けた。市内の専門店はそこだけだったため、かなり忙しかったそうだ。
浦和の人ならみんな知っているというモリ商会にて。
また、熱狂的な浦和レッズサポーターだった両親の影響で、子供の頃からレッズの大ファンだった。
試合がある日の放課後は両親が自転車で校門まで迎えに来て、そのままスタジアムに直行という日々を送る。
2008年頃に観戦した際の写真。
そんな大好きな浦和レッズと、のちに意外な形でつながるとは思っていなかった。
ご紹介が遅くなったが、じつはここAuBのオーナーは16年間にわたって浦和レッズでプレイし、日本代表経験もある鈴木啓太さん。
2015年シーズンでの引退と同時に、かねてから関心を持っていた「腸内細菌」を研究する企業を立ち上げた。
現役時代はチームのキャプテンも務めた。
起業後はアスリートと一般人の“うんち”をひたすら集める日々。その検体を元に研究を進めたが、資金難で危機的状況に陥ったこともあるそうだ。
一方で、麻実さんは大学で臨床検査技師の資格を取得するため、この頃から微生物に携わることもあったそうだ。
さらに、浦和レッズファンということでAuB立ち上げの報を知ったときから鈴木さんに猛アプローチ。晴れて採用に至った。
今回の推薦人は、もちろん鈴木さんである。御社の看板娘、いかがですか?
2/3