現在、商品開発も続々と進んでいる。
左から、コンディションを整えるマルチ栄養プロテイン「AuB MAKE」、コンディションの土台を作るサプリメント「AuB BASE」、菌を育てるマルチファイバーミックス「AuB GROW」。
トロフィーは鈴木さんが「Forbesスポーツビジネスアワード」を受賞した際に贈られたもの。
AuBは平昌冬季五輪にも出場したスケルトン選手、小口貴子さんもサポートしている。
これが、AuBの初企画となる長野県ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟主催の体験イベントにつながった。
やや緊張気味の鈴木さん。
麻実さんも八面六臂の活躍ぶりだ。入社2年目には二子玉川の蔦屋家電で腸内細菌に関するセミナーも開催した。
「美と腸内環境の関係」について熱弁する麻実さん(写真左)。
ちょっと不思議な話も聞けた。
麻実さんが大学卒業後に就職したのは臨床試験の企業。製薬会社とのやり取りに際して英語力が足りないことに気付く。
「ある日、突然語学留学に行くと決めたんです。その3カ月後には日本を飛び立ち、オーストラリアのバイロン・ベイという町で1年半を過ごしました。決めたらすぐに動きたいタイプなので」。
オーストラリア本土の最先端にあるバイロン・ベイの海。
語学学校では必死で英語を勉強したが、たまには息抜きも必要だ。
お気に入りのバーにて。
「ハウスクリーニングのアルバイトもしていたんですが、訪問先の別荘でオーナーのおじちゃんとめっちゃ仲良くなって。当時、65歳ぐらい。現地の人しか行けないようなバーやレストランに連れて行ってもらったりしつつ、最終的には一緒に住みました」。
帰国してからもちょこちょこ連絡を取り合っているそうだ。
オーストラリアの父とラクダに乗っている写真。
AuBへの入社もオーストラリアでの体験も、すべて麻実さんの「一度決めたら邁進する」という行動力のなせるワザだろう。
なお、AuBは2021年2月に浦和レッズとのパートナー契約を締結した。「AuB BASE」の売り上げの10%を同チームのユースアカデミーの強化費などに充てるという試みだ。
アスリートの腸内細菌の研究から得た売り上げを、次世代アスリートの育成に還元するという新たなスポーツ支援の形となり、そこには麻実さんの仕事も大きく寄与している。
麻実さんが言う。
「腸活イコール食物繊維を摂ればいいんでしょと思われがちですが、食物繊維にもすごくいろんな種類があるし、菌によって豆やバナナなど、好きな食物繊維が違います。いろんな種類の菌といろんな種類の食物繊維を掛け合わせるのが理想的な腸活なんです」。
最後は彼女の愛犬シーズー、「大豆」ちゃんの写真で締めましょう。
かなりのグルメで、ドッグフードではなく、信州産のフリーズドライサーモンや白魚などの高級なおやつしか食べないそうです。
犬の名前もやはり食物繊維多め。
読者へのメッセージもお願いしますね。
どの菌も楽しそう。
[取材協力]AuB株式会社https://aub.co.jp