日本にいながら海外以上の感動を味わえる数少ない場所のひとつが宮古諸島。
近年は国内外問わず、リゾートラバーから注目されるディスティネーションとなっており、特に島の南岸は空港からクルマで15分の距離にもかかわらず、手つかずの大自然が残る見逃せないエリアだ。
この地をファミリーで心から満喫するためのリゾートステイのキーワードとして“フレンドリー”を挙げたいと思う。その心は?
家族旅のリゾートステイはとにかく“フレンドリー”であれ
「アラマンダ インギャー コーラルヴィレッジ」天井が高く、開放的なのはコテージタイプならでは。
世界基準のビーチや絶景スポットに恵まれた沖縄県・宮古島。そのなかでも、変化に富んだ海岸線や入江が数多く残るのが南岸地区。
自然と触れ合うには絶好のこのエリア一帯、約130万坪の敷地に、多彩なコンセプトのホテルを9軒展開しているのが「シギラセブンマイルズリゾート」だ。
誰と、どんな旅をするのか。要は旅の目的によって、そのなかから選ぶべきホテルは変わってくるわけだが、今回はファミリーで休暇を過ごすオーシャンズ世代に“フレンドリー”という観点で2軒のホテルをセレクトした。
両ホテルに共通しているのは、いわゆる享楽的なラグジュアリーの追求ではなく、家族連れにとっての居心地の良さや使い勝手を十分に満たしている点。
そう、ファミリー層にとっては部屋の豪華さや瀟洒なデザインよりも、“子連れあるある”の諸問題を解消してくれる、痒いところに手が届くサービスやコージーな雰囲気にこそ“心の贅沢”を感じるのだ。
「ホテルブリーズベイマリーナ」
加えて、宮古島ステイにおいて、最も重要なのは何をおいても天候。それって運次第なのでは? と諦めることなかれ。少しでも晴天日にあたる可能性を高めるために、滞在日数は多いほうがいい。
“コストフレンドリー”なホテルに長く滞在し、心にも旅程にもゆとりをもってアクティビティを楽しむほうが賢い選択ではないだろうか。
非日常のリゾートでは得てして過剰なサービスを求めがちだが、もっと等身大でファミリーの実用を重んじた旅があっていいはず。
それこそ、今どきの「贅沢な旅」であり、ラグジュアリーの新しい解釈だと思うのである。
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