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2022.05.14

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スントとガーミンの二大勢力図を変える「カロス」。スマートウォッチの民主化は進むか? 


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高機能スマートウォッチ界にとって「スント」と「ガーミン」は2大勢力だ。

そんななか、米国・バージニア州で2014年に誕生した「カロス」というブランドが台頭してきた。2大ブランドと遜色ないクオリティにも関わらず、割安感については突出している。

五輪2連覇&マラソンの世界記録保持者であるエリウド・キプチョゲ。彼の所属するNNランニングチームのオフィシャルGPSウォッチパートナーを「カロス」が務めている。

五輪2連覇を成し遂げたエリウド・キプチョゲ。「カロス」は彼の所属するNNランニングチームのオフィシャルパートナーにもなっている。


そして何といっても、かのマラソン世界記録保持者エリウド・キプチョゲが選んだブランドということで話題をさらっている。

通常モードで30日、GPSモードで30時間、GPS長時間モードで60時間稼動する。「ペース2(ナイロンベルト)」2万7390円/カロス(カロス ジャパン https://corosjapan.com)

通常モードで30日、GPSモードで30時間、GPS長時間モードで60時間稼動する。「ペース2(ナイロンベルト)」2万7390円/カロス(カロス ジャパン https://corosjapan.com


キプチョゲが愛用しているのは、ナイロンベルト使用時で29gという世界最軽量クラスの軽さを誇る「ペース2」というモデルだ。

一般的にマラソンランナーは、重い時計で左右の繊細な腕振りバランスが崩れてしまうことを嫌がる。そのため、以前はいくら高機能といえどもこの手のスマートウォッチを着用しないケースが圧倒的に多かった。



ところが「ペース2」は、付けていることすら忘れてしまうような軽さ。キプチョゲもトレーニングとレース両方で着用している。

この取り回しやすさは一般ランナーにもうれしいポイントだ。

アプリとの連携や直感的操作だけでもかなりのデータが計測できる。

アプリとの連携や直感的操作だけでもかなりのデータが計測できる。


もちろんスペックも申し分なし。

心拍数や加速度の計測はもちろんのこと、「パワー計測」や全身持久力の測定に役立つ「乳酸製閾値(にゅうさんせいいきち)の予測」など、いわゆる高機能スマートウォッチに搭載される機能がほぼ全部盛りで、価格は2万7390円に抑えられている。

ライバル社の同等品が3万円台後半~5万円程度のレンジであることを考えると、今モデルがいかにコスパに秀でているか理解いただけるだろう。

アンダー3万円ながら、精度の高いアルゴリズムを使用した最新のパワートレーニングにも対応。「ペース2」2万7390円/カロス(ロータス https://corosjapan.com)

ホワイトとダークネイビーの2色展開。ベルトはナイロンとシリコンの2タイプをラインナップする。「ペース2(シリコンベルト)」2万7390円/カロス(カロス ジャパン https://corosjapan.com


また、「カロス」はランニングよりも走行ペースの速い自転車業界への参入からスタートしたブランドだけあって、GPSの精度もピカイチだ。その信頼の証として本格的なアスリートも手に取っているのだろう。

まだブランド認知度は高くないが、この先、高機能スマートウォッチの民主化の行方が面白いことになるのは間違いない。選択肢が増えるのは、ユーザーとしては大歓迎である。


[問い合わせ]
カロス ジャパン
https://corosjapan.com

礒村真介(100miler)=文

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