「40代、なお食べ盛り」●ランクの高い料理を、程よい量で楽しむ。まさに大人の嗜みだ。でも心のどこかで「もっと腹いっぱい食いたい!」とも感じているはず。今なお食べ盛りな大人たちに捧ぐ、夢の高級料理、食べ放題。
「食べ放題」と聞いて、安くて、味はそれなり、なんなら若者が行く店……と思っていないだろうか。だが、グルメも納得!の高級食材を思う存分食べられる店もちゃんとあるのだ。
お値段はそれなりだが、それでもコスパは最高! そんなお店を紹介する。それが肉好きにはたまらない、ステーキ食べ放題の「銀座のステーキ」だ。
まずはお店を見て欲しい!
ランチもディナーも全席鉄板焼きスタイルだ。
なんと、ランチもディナーも全席鉄板焼きスタイルだ。
ステーキ食べ放題と言うと、鉄板にサーロインがドーン!と運ばれてくるのかと思いきや、こちらはなんと目の前でシェフが1枚ずつ焼いてくれる鉄板焼きスタイル!
鉄板焼きと言えば、コースでウン万円と言うところも多いが、ディナーコースで8580円から、ランチコースだとなんと6380円(ともに2時間制、75分でラストオーダー)という破格の値段(+席料として300円、会計時に10%のサービス料)。
しかも牛肉はすべてA5ランクの黒毛和牛だ!
今回は人気ナンバー1のA5黒毛和牛の霜降り肉と赤身肉のステーキコース(9800円)をレコメンドしよう。
まずはこれをご覧あれ。
今日のお肉たち。ちなみに左の薄切り肉は前菜として出される。
「あれ? 全部霜降りじゃない?」と思っただろう。だが銀座のステーキでは、手前の2枚はなんと赤身肉に分類される。
1枚約80gと一般的なステーキよりも小ぶりだが、この4種類は順番に焼いてくれるため、これだけですでに元を取った感がある。
「ホタテの殻焼き味噌グラタン」。目の前で作ってくれるライブ感が楽しい。
コースは前菜からスタート。というか、この前菜がまた、食べ放題に付いてくる料理のレベルじゃない。ひとつひとつ手が混んでいて、ホタテだって鉄板焼きでじっくり蒸し焼きにして調理してくれる。
さて、ついにお肉の出番だ! まずは赤身の内モモ。
塩・こしょうを振って、お肉に合わせてじっくり焼いて、食べやすいように切って、お皿に乗せてくれる!
見てほしい、この美しい焼き方を! 食べ放題なのに部位に合わせて、一枚ずつ丁寧に焼いてくれるのだ。
薬味はガーリックチップ、黒こしょう、醤油の3つ。醤油は御殿場から取り寄せるなど、こちらもこだわりが満載。
焼いてくれた肉は3種の薬味でいただくのだが、肉がいいから何もつけなくても十分ウマい! ミディアムレアで焼かれた内モモは、しっかりとのった脂と肉の旨味を感じることができる。
牛肉は全国からその時期においしいものを取り寄せていて、この日は栃木県の坂本牛を使っているという。これって本当に食べ放題なのか……?
そんなことを考えているうちに次の肉、外モモが焼かれている。
このサシの美しさ! お肉の特徴を生かして、焼き方を変えてくれる。
食べた瞬間、内モモとの違いに衝撃! こちらは脂の甘みがしっかりとしていて、後から肉の旨味が広がってくる。うーん、ステーキの食べ比べができるというのが楽しい。
3枚目は霜降りのランプ。腰から尻にかけてのお肉だ。
と偉そうに言ったが、こういう肉の説明をシェフが焼きながら、丁寧に教えてくれる。これもまた鉄板焼きの楽しさだ。
肉の弾力がしっかりとしていて、旨味が濃いランプ肉を食べて、この辺りでお腹が徐々に膨れてきた……が、次行ってみよう!
こちらはトモサンカク。脂が口の中でサッと溶けて、今までの中で脂が一番甘い。うん、これもウマい!
最初の4枚はこれで終了。もちろん「もう1枚焼いてください!」と追加オーダー。
お代わりのステーキは部位の指定はできないものの、「赤身が食べたい」など、ある程度のリクエストは聞いてくれるそうだし、飽きないように色々な部位を出してくれるという。
結局、この日はここでギブアップ。だが、1.5kg食べる猛者もいるらしいので、ぜひお腹ペコペコで行ってほしい。
ちなみに2750円プラスした飲み放題コースもあるし、クラフトビールやノンアルコールも充実。ワインはフランスやイタリアの王道から、クロアチアや南アフリカなどのニューワールド、さらにオレンジワインやロゼまで揃う、食べ放題とは思えない幅広いラインアップになっている。
いくら食べてもお会計の心配はないから、部下を連れてきて、「好きなだけ食え!」な〜んてカッコつけるにもぴったり。この食べ放題のスゴさをぜひ一度味わってみて欲しい。
【店舗詳細】
「銀座のステーキ 本店」住所:東京都港区新橋1-5-5 グランベル銀座Ⅱ 8F・9F電話番号:03-3569-2291営業時間:11:30~15:00(L.O.14:15) 16:00~23:00(L.O.21:45)