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2022.05.15

ライフ

マリブサンダルズ創設者のサステナブルな暮らし「自然とつながることで朝が豊かに」

趣味であるサーフボードで愛用するスチュワートのシングルフィンロングボード。メローな波の上でダンスするようなファンサーフがスタイルだ。

趣味であるサーフボードで愛用するスチュワートのシングルフィンロングボード。メローな波の上でダンスするようなファンサーフがスタイルだ。


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カリフォルニア・マリブの渓谷の奥にひっそりと佇むサンクチュアリ。

そこでマリブサンダルズの創設者ケヴィン・オニールさんは家族とともにサステナブルライフを満喫している。

自然の中で家族とともに朝の恵みに感謝している

農作業にも朝から精を出す。最近はザクロの手入れを集中的に行っているという。今年は例年に比べて花がたくさんついているので豊作間違いなし。

農作業にも朝から精を出す。最近はザクロの手入れを集中的に行っているという。今年は例年に比べて花がたくさんついているので豊作間違いなし。


クラシックサーフポイント、カリフォルニアのマリブ。ここは波だけではなく、山も含めエリア一体が神がかり、神聖な場所として称えられている。

いくつかある渓谷の中でもローカルが多く住むラティゴキャニオン。曲がりくねった道をひたすらドライブし中腹より奥へ進むと、舗装されていない砂利道があり、そこを進むと手入れの行き届いた平屋が見える。

「ここは昔、牛を飼育していたランチ(牧場)で母屋の周りにある小さな建物は、バーン(家畜の物置)だったみたいです」。

そう穏やかに語るケヴィン・オニールさんの口調からは、美しい海を見下ろすマリブの人里離れたサンクチュアリでの暮らしを満喫している充実感がひしひしと伝わってきた。

彼はサステイナブルなフットウェアブランド、マリブサンダルズのファウンダーである。

日本でも販売されており、現地ではセレブリティも愛用していると注目されているこのブランドは、メキシコの伝統的なサンダル「ワラチ」という草履のようなものからインスピレーションを受けて誕生した。

そのワラチをモダナイズして生まれたのがファーストモデルである「キャニオン」。ヴィーガンレザーを使用し、アウトドアなデザインを取り入れたシグネチャーモデルである。

アッパーとソールが、一体となって足を包み込むような感覚が味わえる。そこから派生してさまざまなモデルが作られてきた。

マリブサンダルズ  ファウンダー ケヴィン・オニールさん Age 53●1968年、南カリフォルニア生まれ。カレッジ卒業後、プロ野球選手として「サンディエゴ・パドレス」で活躍。その後、趣味であるサーフィンをとおして興味を持ったメキシコの伝統的なサンダルからヒントを得て、マリブサンダルズを立ち上げる。

マリブサンダルズ ファウンダー ケヴィン・オニールさん Age 53●1968年、南カリフォルニア生まれ。カレッジ卒業後、プロ野球選手として「サンディエゴ・パドレス」で活躍。その後、趣味であるサーフィンをとおして興味を持ったメキシコの伝統的なサンダルからヒントを得て、マリブサンダルズを立ち上げる。


そんな彼の朝のルーティンは、「大自然とコネクトし家族と愛を交換すること」なのだそう。具体的に伺ってみると、朝は日の出前に起床し、波があれば近くのシークレットポイントでサーフィンすると話す。

その前に欠かさないのが起床直後のコーヒー。淹れたての一杯を飲みながらケヴィンの足は自然とガーデンへ向かい、自ら栽培しているフルーツや野菜、サボテン類に水をあげる。

「極力、植物由来のものをメインにした食生活を送るようにしています。僕の庭では最近はレモン、ピーチが実をつけ始め、収穫の時季が近いですね。

毎日の丁寧な手入れがあるからこそ自然はそれに応えてくれる。そのために汗を流すのは気持ちいいことですよ」。

そう言うと、今いちばん花盛りのザクロの木を手入れし始める。

その日の気分で朝のいくつかのルーティンの順番は変わるが、海側の崖に面した場所でのメディテーションから始まり、ヨガのポーズをいくつか行い大地とつながることを意識しているという。

気持ちが澄みきったら、家族との時間が始まる。彼の最愛の家族とは、妻のジェリーナさんと5歳になる息子オーガストくん、それにもうすぐ生まれてくるベイビー。先日、ハワイの秘島で挙式を済ませたばかりなのだそう。

ふたりはマリブのとあるローカルビーチで出会い、サーフィンを一緒に楽しむ仲に。互いのビジネスをサポートしながらクリエイティブな毎日をともにした結果、その絆は家族へと発展した。 

飼っているニワトリが鳴き始める頃には、ジェリーナさんがキッチンに立ち、やがては季節のフルーツを入れたスムージーがケヴィンさん、息子のオーガストくんに優しく手渡される。

採れたてのミント、バジルをミックスしたサラダとアボカドトーストなどがテーブルに運ばれる。

野鳥のさえずりを聞きながら海まで見下ろせる絶景を眺め、毎日こうして家族と一緒に平穏な朝食を取れることに感謝するのだそう。

Sean Hazen=写真 Pink Dolphin=文 Kazue mizushima=コーディネイト

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