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2022.05.09

ファッション

化学繊維のツルツル感が苦手な人へ。最高級メリノウールの最上級スポーツウェアがあった!

 

Tシャツ3万3000円、ショーツ3万5200円、レギンス4万700円/すべてビズビム スポーツ(エフ アイ エル トウキョウ 03-5778-3259)、ダンベル1万3000円/ムーブイット(ムーブイット ジャパン https://moveit.base.shop


Tシャツが汗でムレたら不快だし、伸び縮みしないパンツは窮屈だ。

フィットネスシーンで着る服は、ストレス回避を前提に作られる。だからハイテクな化学繊維が主流で、新しい素材も次々に生まれている。

そんな流れに一石を投じたのが、ビズビムのデザイナー、中村ヒロキさん。

「ツルツルしたいわゆる化学繊維のスポーツウェアが苦手」。というシンプルな想いで立ち上げたビズビム スポーツは、先頃その第2弾が発表された。

もっと肌に優しく、日常着に近い素材のスポーツウェアを追求したところ、行き着いたのはメリノウール。

しかも、17.5マイクロメートルという最上級に繊維の細いニュージーランド産原毛「スーパーエクストラファインメリノ」を使用する。

トレーニングウェアとしてあつらえ向きの優れた透湿性、保温性、速乾性、防臭性といったメリノ本来の特徴を備えつつ、きわめて柔らかい肌触りと上品な光沢を獲得した。

さらに特殊な加工を施し、家での水洗いにも対応する。

人工素材が普及する1950年代以前のヴィンテージスポーツウェアを見直し、中村さんならではの技術と発想で再構築。

ここで紹介する“天然の機能素材”メリノウールの服のほか、コットンナイロンとカウレザーによるレトロランなスニーカーなども展開する。

一見、極私的で天邪鬼のようにも映る中村さんのアプローチ。もちろん、中村さんと同じ想いの人には最適である。

だが“日常着”に近い感覚の服で運動を楽しめたら……よりフィットネスに集中できるかもしれないし、開放感を感じられる人もいるかもしれない。

そこには、誰にとっても前向きなフィットネスがあるのだ。

永瀬 歩=写真 与那嶺龍士、来田拓也=スタイリング 竹井 温(&’s management)=ヘアメイク 礒村真介(100miler)、増山直樹=文

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