ゴルフ好きとして知られるモデル仲間、肥野竜也(70台でまわる上級者・写真左)さんとパトリシオ(90を切りたい中級者・写真右)さん。
彼らが笑顔で手にしているアイアンをご覧あれ。4月21日(木)に発売された、日本のクラブメーカー、フォーティーンの最新モデル「TB-7 フォージド」である。
このアイアン、我々のようなFUNゴルファーが上達を目指すには打ってつけのアイアンと断言したい。
今回の主役「TB-7 フォージド」ヘッド/S20C(軟鉄鍛造)
仕上げ/ニッケルクロムメッキ・サテン仕上げ
価格/5本セット(#6〜P)13万2000円[スチールシャフト]、5本セット(#6〜P)14万3000円[カーボンシャフト]、単品(#5)2万6400円[スチールシャフト]、単品(#5)2万8600円[カーボンシャフト]
今回、フォーティーンをよく知る肥野さんと、初めましてのパトリシオさんとともに、このTB-7 フォージド(以下本文内ではTB-7)の魅力を詳らかにしていこう。
アイアンショットの“気持ち良さ”と“安定感”、両方欲しい!
──ふたりが訪れたのは「GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス」。全9ホールのカジュアルなパブリックコースだ。肥野 おっはよ〜。最近調子どう?
パトリシオ 肥野さんおいっす〜。万事順調だけど、アイアンだけがピリッとしないんですよ(笑)。このTBシリーズ、調子いいって聞いてますよ。
肥野 最新モデルのTB-7。パトみたいにゴルフにも慣れてきて、
もうちょっと上を目指したいゴルファーにぴったりだと思うよ。
パトリシオ それめっちゃ興味あります。うん、見た目いいですね。シンプルで、すっきりしてて。ヘッド小さめ……なのかな。ちょっと難しそう。
肥野 うん、その直感はある意味正しい。でも正確に言うと「
やさしすぎず、難しすぎない」アイアンなんだよね。まあ、ちょっとそこに座ろうか(笑)。
パトリシオ 朝イチのティーショットはまさかの座学から。
肥野 パトが言う「アイアンがピリッとしない」感覚って中級者に多いみたい。しっかり打った感じ、いわば
“芯のある打感”を求めるレベルになってきてるんだよ。
パトリシオ う〜ん、わかるようなわからないような。でもアイアンがちゃんと当たると気持ちイイんだよな〜。
肥野 その言葉にしづらい
“打感の良さ”を生むポイントが、ヘッドの構造なんだよね。
パトリシオ いわゆるキャビティとか、マッスルバックとか?
肥野 そう。
TB-7は「シアターブレード」って言って、キャビティ部分の段差をなくしたシアター(劇場)のようなブレード形状。これが
手に伝わる振動と重心を制御して、打感の良さを生んでいるってわけ。
パトリシオ な、なるほど……。それでいて難しすぎないんでしょ?
肥野 そう。
やさしすぎず、難しすぎない“ど真ん中のスペック”が丁度良いんだよね。
パトリシオ ど真ん中?
肥野 小さすぎず、大きすぎないヘッド。狭すぎず、広すぎないソール幅。ストレートすぎず、グースすぎないネック形状。ど真ん中だから
小さなミスは許してくれる。でも大きなミスをすれば「今のショットは良くない」とクラブが教えてくれるってわけ。
パトリシオ なるほど。やさしすぎないからこそステップアップにつながると。まあとりあえず、実学に移りません?(笑)。
──ふたりは早速コースへ。そのラウンドの前に、そもそもフォーティーンがどんなクラブメーカーなのかを見てみよう。優秀なクラブなのはありがたいけど、やっぱりファッションと同じく、ブランドの背景やストーリーも重要なわけで……。 2/3