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2022.04.28

プジョーの新型「308」が変える常識。エンブレムまで刷新した名門の矜恃



先日発売されたプジョーの新型「308」は、独創的で美しいフォルムにフランス車らしいエスプリを継承した注目モデル。

エクステリアだけでなくインテリアや乗り心地まで、すべての面でひとつ上の次元へと高めた車だという。

その革新性は、発表会の様子からも滲み出ていた。

エンブレムも変わった新生プジョーが打ち出す世界観



先日東京にて行われた新型308発表会。

シリーズ3代目に当たり、9年ぶりのフルモデルチェンジという話題性、そしてプジョーの新エンブレムが採用される初のモデルということもあり、特設会場にて開催されたイベントには、多くの関係者が駆け付けた。



発表にあたり、プジョーが掲げたキャッチフレーズは「常識を、美しく超えていく」。

エントランスには光のゲート、会場へ続く通路にはプジョーの新エンブレムと308の先鋭的なイメージを表現したパネルが配置され、生花を据えた近未来的なオブジェへとつながっていた。

その先の広々とした会場にはオリビン・グリーンと名付けられた新色の「308GT」が配置され、黒を基調とした空間にグリーンのライトが際立つ、サイバーな雰囲気のディスプレイが来場者を驚かせた。



いわゆるCセグメントで、日本ではミドルサイズのハッチバックだが、流れるような美しい曲線と面で構成されたロングノーズデザインによって、このカテゴリー以上の迫力がある。

実際に先代のボディサイズと比べると全長で+145mm、全幅で+45mmとサイズアップしており、キャビンスペースにもゆとりをもたらしている。

さらに先代とは大きく異なるのが面構えで、大型のグリル中央には新エンブレムをあしらい、鋭い目つきの超薄型マトリックスLEDフロントライト、ライオンの牙をイメージした縦型LEDデイライトが印象的だ。



イベントでは、プジョーをはじめ、さまざまな欧州ブランドを傘下に収めるステランティス社のジャパンCEOとマーケティングディレクターの挨拶に続き、同社のプロダクトマネージャーが、車好きでも知られるフリーアナウンサー安東弘樹氏との対談形式で新型308のスペックやラインナップといった詳細を解説。

ピニンファリーナが手掛けた名車306についても触れながら、フランス車らしいデザインへのこだわり、Cセグメントハッチバックの根強い人気について、1.2Lガソリンエンジン・1.5Lクリーンディーゼル・1.6LガソリンエンジンをベースとしたPHEVという3つのパワートレインが選択可能であることが語られた。
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