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親近感を覚えた“アシックスコラボ”

インラインでは絶対お目にかかれないような個性的な「ゲルライト 3」。

インラインでは絶対お目にかかれないような個性的な「ゲルライト 3」。


それが、パタが初期の頃リリースしたこの一足。ベースはアシックスの名モデル「ゲルライト 3」で、塗り絵を思わせる独特な色使いが目を引く。

「これを初めて見たときは、なんだか感慨深いものがありましたね。そういえばうちの店でも、奇抜な色のランニングシューズを買ってたなとか思い出しまして(笑)」。



コラボの相手が日本スニーカーの第一人者であるアシックスという点にも、親近感が湧いたとか。



「それまでもちょくちょくアシックスを履いていましたけど、そこまで注目していたわけではなかった。パタのコラボでアシックスの良さに改めて気づけましたし、やっぱりいろんなスニーカーを履いてみないとなって。結果、さらにスニーカーが好きになりましたね」。

以降、鎌本さんはパタのコラボスニーカーに着目するようになった。

感性の違いが見える“ディアドラコラボ”

こちらは、リオデジャネイロオリンピックの開催を記念して製作された、ディアドラのカプセルコレクション、“FROM SEOUL TO RIO”パックの中の一足。当時、世界的なスニーカーショップたちとのコラボということでシーンは大いにザワついた。

こちらは、リオデジャネイロオリンピックの開催を記念して製作された、ディアドラのカプセルコレクション、“FROM SEOUL TO RIO”パックの中の一足。当時、世界的なスニーカーショップたちとのコラボということでシーンは大いにザワついた。


続いてはイタリア発のスポーツブランド「ディアドラ」とのコラボである。



「こちらは2016年頃のモデルですね。ディアドラとはよくコラボしていますけど、この頃には世界的にもパタの名が知られ、有名ブランドからのオファーも多く届いていたと思います。

その中で生まれたのが、ブランドのアイコンカラーともいえる淡い色。アシックスコラボと比べると、佇まいが洗練されてきたなという印象を受けます」。

鎌本さん曰く、パタが手掛けるコラボを見ると、日本と海外の感性の違いもわかるという。

こちらは、ディアドラが契約していた陸上選手のひとり、ベン・ジョンソンのシグネチャーモデルとして1989年にリリースされた「IC4000」がベース。

こちらは、ディアドラが契約していた陸上選手のひとり、ベン・ジョンソンのシグネチャーモデルとして1989年にリリースされた「IC4000」がベース。


「例えば、僕らはマイケル・ジョーダンに憧れて、“THE エア ジョーダン”というモデルに惹かれますが、海外では、ちょっと渋めのカラーを履いている人が多いんですよね。

日本人が『え?』って思ってしまうような色が、彼らの中では格好よくて、それを『どうだ!』といわんばかりにコラボとして提案しているのが面白い」。


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