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2022.03.19

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アシックスの初代「ゲルカヤノ」を指先で作ってみた! 素材も工程もガチでどハマり必至

これ、なんか見覚えない?

これ、なんか見覚えない?


スニーカーは好きでも、どういう工程を踏んであのカタチになるのか、構造まで語れる人はそう多くないはず。

▶︎製作動画も公開

「はい、全然わからないです」って人も、「想像はつくよ、何となく」って人も、スニーカー愛さえあれば絶対に楽しめるワークショップがある。それが……


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日本が誇るグローバルスポーツブランド「アシックス」による、ミニチュアシューズワークショップである。

実を言うとこのワークショップは、神戸にあるアシックススポーツミュージアムで以前は定期開催されていたもの。コロナ禍で休止を余儀なくされていたのだが、この3月からオンライン開催にこぎつけたそう。

講師の説明とともに、実際に作っている手元を見ながら1時間40分ほど。じっくりシューズづくりができるのだが、ただのミニチュアと侮るなかれ。超本格的で濃密な没入時間が過ごせるのだ。

オニツカタイガーのトレーニングシューズ「リンバー」をはじめ、往年の名作をベースにデザインされたアッパーは総勢24種類。ラインナップは月ごとに入れ替わるそうで、どのミニチュアキットになるかは、届いてからのお楽しみ。

オニツカタイガーのトレーニングシューズ「リンバー」をはじめ、往年の名作をベースにデザインされたアッパーは全24種類。ラインナップは月ごとに入れ替わるそう。


しかも、素材はすべて実際のシューズの残材から作られているという。そんなサステナ視点とともに、このワークショップが面白いのは、ただパーツを組み上げるだけの工作で終わらないところ。

今も実際に行われているシューズ製作の基本工程に則っていて、「なぜ、この順番で組み上げるのか」といったノウハウに触れることができるのだ。

前置きはこのくらいにして、さっそく作ってみるとしよう。
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こんなに手先を使うのは何年ぶりだろう……

ワークショップへの参加費用は1200円。キットや道具はすべて郵送してもらえるので、準備いらず。

ワークショップへの参加費用は1200円。キットや道具はすべて郵送してもらえるので、準備いらず。


事前予約で申し込むと、ミニチュアシューズキットのほか、接着剤や専用ブラシなどの必要な道具や完成品を収めるシューズボックスまでがセットで郵送されてくる。



まずは台紙にキットと工具を並べてみよう。アッパー、ソールといったお馴染みのパーツに加え、ハトメ飾りやシュータンまである。


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「こんな小さいパーツをどう使うんだ?」などと、はやる気持ちを抑えながら、まずはアッパーを組み立てていく。

ちなみに素材は、マラソンシューズやレスリングシューズによく使われる残材を活用したものだ。





接着剤が飛び出さないように気を付けながら、小さいパーツに薄〜く薄〜く塗っていく。



塗り過ぎた場合は付属の竹串や専用ブラシを使って、均一に伸ばすといいらしい。



続けてインソールに接着剤を塗布していく。足型に沿って、ぐるーっと一周。盛りすぎたところは専用ブラシでならしてと。こりゃあ、思ってた以上に神経使う。

接着剤が乾燥するまで、シューズづくりの過程をちょこっとお勉強。「実際はこんな機械を使ってアッパーを接着しています」という具合に、何だか工場見学に来た気分である。

接着剤が乾燥するまで、シューズづくりの過程をちょこっとお勉強。「実際はこんな機械を使ってアッパーを接着しています」という具合に、何だか工場見学に来た気分である。

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