「ビッグボールド ジェリーフィッシュ」47mm径、クオーツ 。1万4300円/スウォッチ(スウォッチ コール 0570-004-007)
スウォッチのジェリーフィッシュが「帰ってきた!」と話題になっている。クリアケースに浮かぶ赤・青・黄の三針デザインは確かに、ジェリーフィッシュを彷彿させる。
“復刻”と呼ばれるモデルは「ビッグボールド ジェリー」。その名の通り47mm径のビッグサイズモデルで、かつての大ヒット作を再解釈したものとなる。
“大きくデフォルメ”という昨今のデザイントレンドに則ったプロダクトは魅力的。ポップな雰囲気で「いいなぁ」と思っていたところに、さらなる候補が。
より忠実なデザイン、でもジェリーフィッシュとは別物の…
「クリアリー ジェント」34mm幅、自動巻き。9460円/スウォッチ(スウォッチ コール 0570-004-007)
こちらは「クリアリー ジェント」というモデル。名前に“ジェリー”と付かないものの、忠実さでいったらコッチだ。
6時位置のロゴにも拍手!「クリアリー ジェント」34mm径、クオーツ。9460円/スウォッチ(スウォッチ コール 0570-004-007)
シルバーリングのインデックスや3時のリュウズ位置、ケースサイズも34mmで、往年のまんまである。ブランド最薄のケースで着けやすさも抜群だ。
デザイン上の決定的な違いは、オリジナルが「時針=青、分針=赤」に対して、「時針=赤、分針=青」になっている点。よってあくまで別物なのだが、オリジナルと“逆配色”ってことにすら、物欲が刺激されてしまう。
ちなみにケースは、バイオ素材のプラスチック。2020年に
スウォッチがローンチした土に還る画期的な素材となっており、プレ値ながらも黄ばんだ“当時もの”みたいな劣化の心配もない。
半袖の季節になったら、この清涼感はめちゃくちゃ効いてくるんだと思う。
系譜で選ぶか、忠実さで選ぶか。いや両方か。
“クラゲ”の名の通りスケルトンデザインが象徴で、創業間もない1985年にリリースされるやたちまち大ヒットした「ジェリーフィッシュ」。今では屈指のレアモデルを再び手にできる幸せ。
唯一の問題は、その名を引き継ぐ直系の「ビッグボールド ジェリー」(上)にするか、別名ではあるが忠実な「クリアリー ジェント」(下)にするか。その究極の選択だ。
というか、いっそのこと選ばずに両方、が正しいのかもしれない。服を着替えるように時計を楽しむことを教えてくれたのがスウォッチなのだから。
[問い合わせ]スウォッチ コール0570-004-007
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