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2022.03.04

最新技術で“多彩な青”が表現可能に。愛車の色は無難な無彩色か、粋なトレンドカラーか

現在、国内を走る車の約5割が「白」なのだという。
 

「ポルシェ」の911カブリオレ(マイアミブルー)。言わずと知れたポルシェ911の、一部で人気だったスペシャルカラーが「マイアミブルー」だ。光に当たるとわずかに入った緑色が輝く、ユニークな青だった。ただし、現在はカタログ落ちしているので、あしからず。1654万円〜。


次いで多いのが「グレー」の約2割なので、日本では全体の約7割の車が「無難な無彩色」ということになる。

街の景観という観点からすると由々しき事態だが、ひと筋の光明はある。

このところ車界では「青」が人気上昇中なのだ。

「ニッサン」のGT-R(ワンガンブルー)。日本が世界に誇る最強スポーツクーペは、2020年モデルから「ワンガンブルー」を採用。R34型スカイラインGT-Rで人気だった「ベイサイドブルー」のオマージュで、「水銀灯の下での美しさ」を徹底的に追求しているのが面白い。1082万8400円〜。

「ニッサン」のGT-R(ワンガンブルー)。日本が世界に誇る最強スポーツクーペは、2020年モデルから「ワンガンブルー」を採用。R34型スカイラインGT-Rで人気だった「ベイサイドブルー」のオマージュで、「水銀灯の下での美しさ」を徹底的に追求しているのが面白い。1082万8400円〜。


ドイツの化学メーカー、BASFによれば、世界的に見ても需要が高いカラーは白だが、有彩色で最も多いのは青。

爽やかさと「クリーンなテクノロジー」のイメージがあるブルーは、車にも纏いたくなる色なのだ。

特に近年は顔料の技術が向上したことで「多彩なブルー」を再現できるようになったことも、その人気の理由だ。ここではその一部をご紹介。

「スバル」のBRZ(WRブルー・パール)。スバルとトヨタが共同開発したFRスポーツ。その「WRブルー・パール」は、文字どおりWRC(世界ラリー選手権)に参戦していたマシンと同じ青なのだ。ただし若干の赤みを加え、より鮮やかで色濃く見えるブルーになっている。308万円〜。

「スバル」のBRZ(WRブルー・パール)。スバルとトヨタが共同開発したFRスポーツ。その「WRブルー・パール」は、文字どおりWRC(世界ラリー選手権)に参戦していたマシンと同じ青なのだ。ただし若干の赤みを加え、より鮮やかで色濃く見えるブルーになっている。308万円〜。


街や美しい空に映えるブルーは、どこで乗っても、見ても、爽やかな気分にさせてくれる。

せっかくの愛車を無難にまとめるのもいいけれど、これくらい遊びが利いていたほうが粋だと思うのだ。

伊達軍曹=文

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