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舌から全身へ。強い体を作る方法とは

──サラサラの血液を目指すために、もっと唾液を増やすことはできないでしょうか?

いつどこでもできる「唾液腺マッサージ」を取り入れてください。”イタ気持ちイイ”くらいの強さがベストです。

■唾液腺マッサージの方法
① 耳下腺:上の奥歯あたりの頬に指数本を当てて、円を描くようにマッサージする(10回ほど)。
② 顎舌腺:顎ラインの内側のくぼみ部分3、4カ所を、耳の下から顎の下に向けて指先で押していく(各ポイント5回ずつ)。
③ 舌下腺:顎先の内側を、顎の真下から舌を押し上げるように両親指を押し当てる(10回ほど)。

──ピンクで楕円形の舌を目指すには?

舌が赤い、ひび割れている、舌苔が黄色い方は慢性的な水分不足です。肉や脂っこいものは控えめに、トマトやキュウリ・ナスといった夏野菜、フルーツがおすすめです。

逆に舌が白い、大きく分厚い方は体をあたためて血流を良くすることが大切です。大根や人参といった土の中で育つ野菜や、貧血気味の場合はサバなどの青魚をよく摂ってください。

──食事や生活習慣を変えることで、舌から体まで変えられるんですね。

その通りです。私たちは健全な生活習慣に加えて、人と話したり笑うときに、最も健康的な状態になります。顔面の筋肉も動き、血行が良くなり、唾液もたっぷりと出ています。そんな人間らしい生き方こそがいちばんの万薬です。

 ◇

「活」と書いて、舌がみずみずしいと解く。活気ある生活には、うるおった舌が不可欠なのだ。

今こそ、毎日の「あっかんべー」習慣を取り入れてみよう。

「知らないと怖いカラダのサイン」とは……
加齢とともに、我らのカラダに忍び寄るさまざまな不調。いつどんな病気に罹るかわからないからこそ、小さな変化に敏感でありたい。ということで、危険を知らせるカラダのサイン集をお届け。
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長瀬瑠美奈=取材・文

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