「危険な舌」を持つのは、こんな人!
──「舌」をチェックするときのポイントはありますか? まずは、「あっかんべー」と舌を突き出して、①大きさ、②色、③動きを見てください。理想は小学1年生のように薄いピンク色で綺麗な楕円形をした、まっすぐに延びた状態です。
──舌の両端がボコボコしています……。 まさしく歯形が付くくらいの大きな
分厚い舌といえますね、それは舌がむくんでいる状態です。
内臓の機能が落ちていて、代謝が不十分であることが分かります。逆に、
舌の表面にひび割れが見られるような痩せた舌は、充分な唾液が出ていない証拠です。貧血気味だったり、血液中の水分が足りていないために
高血圧や脳卒中のリスクが高まります。
──舌の色は、赤くても白くてもダメなんですか? はい、
赤めの舌は“熱がある”状態、
白めの舌ほど“冷えている”状態といえます。
前者は暑さに弱くて高血圧などにもなりやすく、逆に後者は寒さに弱くて胃腸など体が冷えやすい傾向にあります。
また赤い舌の方に多いのですが、
舌苔が黄色い場合は栄養の摂りすぎが考えられます。
糖尿病になりやすいというサインなので、生活習慣を見直すタイミングです。
──全身のあらゆる状態が分かるんですね! すでに大病を抱えている場合も……? はい、このような舌の方は、いますぐ病院に行ってください。
■ 舌苔が黒っぽい=胃・十二指腸潰瘍、胃がんの可能性アリ
■ 舌が紫色=血流が滞り、血液がドロドロの可能性アリ
■ 舌をまっすぐに出せない、震えている=血管が詰まりかけており、脳卒中の可能性アリ
──ひえー!ドロドロの血液は万病のもとですよね、不安です……。 そんなときは、ぜひ舌の裏にある血管も見てみてください。この
左右2本の血管がボコボコで目立つなら、血流が悪くて詰まりやすい状態になっています。
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