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木製のシューツリーは優秀な除湿剤




「吸湿力に優れている木製のシューツリーを入れることも、重要なカビ対策になります。プラスチック製では意味がないので、コーティングなどがされていない無垢材であることが条件です。シューツリーも風合いの良い木製で統一すると、ビジュアルとしても美しいですし、気分も上がりますよ」。

ちなみに、サイズの合っていないシューツリーはブーツが変形してしまうのでNG! サイズの調整が効く木製のシューツリーを選ぼう。

 

適切なメンテナンスが“いいブーツ”をつくる


松浦さんのブーツ 店内に飾られていた松浦さん愛用のブーツ。「ブラス」のオリジナルカスタムによって、キズも深い味わいになっている。


長年履きこまれたもの、ワックスでツヤツヤに磨かれたもの……。ブーツにおける“かっこいい”の基準は、かなり幅広いが、カビが生えてしまったらアウト。大がかりなメンテナンスが必要になってしまうため、愛靴の寿命を延ばすためにも、定期的なケアを心がけて自分好みの一足を育て上げよう。

 


[お話を聞いた人]
松浦 稔
1977年生まれ。電気系のエンジニアを経て、靴修理の世界に足を踏み入れた異例の経歴を持つ。5年間の修行後、2007年に靴修理・カスタム店「ブラス」をオープン。2012年に発表したオリジナルブランド「CLINCH(クリンチ)」のプロデュースも手掛けている。



ブラス
住所:東京都世田谷区代田5-8-12
電話番号:03-6413-1290
営業時間:12:00〜20:00
定休日:水・木
www.brass-tokyo.co.jp


小島マサヒロ=撮影 長浜優奈(EditReal)=取材・文

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