当たりすぎた……どうする!? リセール!
今大会のチケットは、不正転売防止のため、すべて記名制で、国内の主要オークションサイト、フリマアプリも東京オリンピック・パラリンピックのチケットは扱わないと表明済み。
そして利用規約上、チケットのキャンセルはできない。当選したチケットはすべて購入する必要があり、例えば『30枚当選したけど、購入は10枚だけにしたい』といったことは不可能である。期限までの支払いをしなければ、結果的にそのチケットは次回以降の販売に回るので、キャンセルと同じことになるが、その代わり当選チケットはすべて失ってしまう……。
というわけで、救済処置的システムにもなるのが、2020年4月から予定されている「公式リセール」。つまり一度購入したチケットの転売(再販売)である。前述の通り、主要オークションサイト、フリマアプリでチケットの転売はできないが、代わりに大会として公式に転売できるシステムが用意されているのだ。
基本的には「当選したけど、諸々の事情で観戦できなくなってしまった人」などが利用するわけだが、この公式リセールならば、必要のないチケットだけを売ることが可能。もちろん、必ず売れるかは断言できないが、「当たりすぎてしまった!」という人も、一度、すべて購入する必要はあるものの、ずいぶん救われた気持ちになれるのではないだろうか。
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