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熊谷隆志と「ウィンダンシー」がストリートカルチャー熱の高まるアジアを行く
ファッションを軸にライフスタイル全般への好奇心が止まらない。高い感度と鋭い観察眼を持った熊谷隆志が日々直感する瑞々しい「お洒落」をモノ・コト・ヒト、全方位的にピックアップ。誰に何をいわれようが、オーシャンズ世代の先頭をただ突っ走るオトコを、今月も追いかけてみた。
人気俳優がコラボレートしてくれたり、話題のショップで取り扱ってくれたりと、「ウィンダンシー」がきっかけでアジアの旅が増えてきた今日この頃。つい最近訪れた、上海、台北、ソウルの魅力をレポートします。
ストリートの熱気に触れ都市の勢いに圧倒される
1998年に「GDC」というブランドを始めた頃、よく仕事でアジアの都市を訪れていました。その後クラフトを探す旅が増えて、アメリカに行くことが多かったのですが、最近「ウィンダンシー」に引き合いがあったり、「ネサーンス」にもポップアップのお誘いがきたりと、またアジアの都市に行く機会が増えています。
再びアジアに通い始めて感じたのは、どの都市もストリートカルチャーの感度が高いということ。日本はもはや負けているかもしれません。裏原宿から始まったカルチャーが、ハイプビーストやSNSにより広がって、アジアで花を咲かせている。ストリートカルチャーだけでなく、いいショップはたくさんあるし、食文化だって洗練されているし、見事な建築も次々建っていて、そのモダンさに驚きます。
何よりまじめで明るくてポジティブな人々に元気をもらえるのがいい。街を歩いていても「GDCが大好きだったんだ」とか声をかけられたり、「一緒に写真撮って」と言われたり。海外からいろいろなトレンドが入ってきているはずなのに、ずっと日本のファッションを好きでい続けてくれていると思うと胸アツに。その思いに応えなきゃな、と気持ちを新たにするのでした。
過去と未来が共存する街
Shanghai [上海]
中国・上海は、未来都市のような格好良さと、ノスタルジックな古い街並みが共存するユニークな都市。昔ながらの風景が失われてほしくないと思う半面、モダンな建築をもっと見てみたいという思いが交錯。
ファッションを好きな人がたくさんいるのも感動的で、レアなスニーカーを履いた小学生には驚いた(笑)。百貨店でのポップアップのときには地元メディアが30人くらいとファンが100人くらい集まってくれて、何かいいことが起こりそうな予感。
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