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2019.06.18

ファッション

レトロテイストをセンス良く。グッチに感じたクールな壊古主義


PREMIUM BRAND × DAILY STYLE
GUCCI グッチ

37.5歳から築くべき、プレミアムブランドとデイリースタイルのいい関係。そのヒントを導くフォトストーリー。



古着屋で掘り当てたかのようなジャケットをTシャツにガバッと羽織る。/グッチ ジャケット31万5000円、Tシャツ4万5000円、メガネ7万6000円/すべてグッチ(グッチ ジャパン 0120-88-1921)


くるみボタンといなたいグリーンのチェック、フランネル素材。肩線は落ち、身幅もたっぷり、ビッグサイジング。古着屋で掘り当てたかのようなジャケットをTシャツにガバッと羽織る。無造作な格好良さを計算し、クリエイションに巧みに取り込む昨今のグッチの十八番。この感性をラグジュアリーの世界に持ち込んだことって、実はスゴいことなのだ。

 

落ち着いた発色が大人っぽいイエローのコットンニット。/グッチ ニット13万円/グッチ(グッチ ジャパン 0120-88-1921)


落ち着いた発色が大人っぽいイエローのコットンニット。その背面には、ブランドにとって欠かせないモチーフとして幾度も登場してきたスネークが、船と波の間でエタニティパターンを巻く。

海を感じるデザインもいいし、ざっくりとした作りは肌への接触面を減らし、すこぶる心地良い。これなら確かに、ずっと着ていたくもなる。グラフィックのエタニティが示す“永遠”は、こんな気持ちまでも表している。

 

マルチカラーのストライプを配したコットン製のスクールジャケット。/グッチ ジャケット31万5000円、シャツ8万円、デニム9万円、メガネ4万5000円/すべてグッチ(グッチ ジャパン 0120-88-1921)


マルチカラーのストライプを配したコットン製のスクールジャケット。ヴィンテージライクな一着の胸には、ヘタウマなタイガーのワッペン。クールの領域に“際どさ”を持ち込むクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレの手腕。

それに倣い、中に着たシャツはあえて裾を出し、デニムにコーディネイトした。ミスマッチから生まれる新たなクールの世界との出会いである。



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