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コバは愛靴をキレイにみせるポイント!


アウトソールがキレイになったら、次はコバにも注目。目につきやすい場所だが、アッパーのスエードやソールに気を取られてケアがおろそかになりがちな部分。どうやって手入れすべき?

「コバもスエードのケアと同様に、毛羽立ちや汚れを削り落とすようにお手入れします。コバをキレイにケアすると、グッと靴の印象があがりますよ」。

コバのケア

「水で濡らしたヤスリで、コバの毛羽立ちや汚れを落としていきます」。

水を使うと、仕上がりがツルッとなめらかに。ヤスリはスエードのケアで使ったものと同じ、240番手を使用。

コバの仕上げ

ブラッシング

「続いて、乳化性のクリームを指にとり、コバに塗り込む。そして豚毛のブラシでクリームを押し込み、完成です!」。

メンテ前後 手前がアッパーとコバをケアしたもの。違いは一目瞭然!


ポイントは、コバと同じ色のクリームを使うこと。革靴購入時に合わせて揃えるのも一考。使用量が少なく長く持つので、ひとつあると便利なアイテムだ。

「特殊な素材だから、ケア方法がわからないからと、下駄箱の肥やしにしてはもったいない。革靴はケアをしながら長く履くことで、足の形にフィットしてくるし、愛着も湧いてゆくものです。自分だけの大切な1足を育て上げてみてください」。


[お話を聞いた人]
明石 優
茨城県出身。靴育て研究家、絵描き。2006年靴磨きを始める。シューズラウンジ「brift H」(ブリフトアッシュ)の立ち上げに参加。百貨店、一流アパレルブランドのイベントなど靴磨きパフォーマンスを経験。2011年独立。シューシャインイベントに出演など、さまざまな場所で日本には数少ない靴磨きの講師としても活躍。アーティストとしても活躍中。 Instagram:www.instagram.com/akc_yu/


平安名 栄一=撮影 長浜優奈(EditReal)=取材・文

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