リラックスしているのに大人っぽい「種カジ」とは…… ーー今日は、頭から爪先まで暖かそう。テーマはアメカジですか?
「それはどちらかといえば、裏テーマ。確かに最近、アメカジのなかでも我々が高校生くらいに通過した、軍モノやブーツと合わせたスタイルがまた気分です」。
ーーその気持ち、わかります。だから、MA-1とグラミチのパンツ、足元はブーツと。しかもフライトキャップまで被る念の入れよう。
「そう。でも、オールブラックで配色すれば、武骨さが薄まって、洗練された大人な雰囲気に振れるわけです」。
ーーしかも、バックプリントのインパクトがすごい。これは、トラですか?
「2022年の干支ということで、着用してみました。新年の幕開けに、縁起を担いでみるのも粋ですよね。ちなみにこれは、NHKの2017年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』のMA-1」。
ーーMA-1ですが、バックプリントの雰囲気も相まって、スーベニアジャケットのような楽しさも持ち合わせていますね。
「そう、少しクセのあるデザインが装いに利いてくれる。縁があってドラマの放送中にいただいたもので、サイズが今の気分にもぴったりだから、寒いこの時季にフル活用しています。で、今日は本当に寒いから、行きつけの銭湯にふらっと寄ってみました」。
ーーそういえばタネさん、表のテーマは何なのですか?
「フライトジャケット&キャップで、“飛躍”の年に!」。
ーーこれまた縁起のいいテーマですね。
2/2