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2019.08.20

あそぶ

オリンピック選手のふつうじゃない能力を疑似体験。いい汗流しに、君も行かないか?

0m走、クライミングポスト、バレーボール自販機etc. こうした“ふつうじゃない”競技名が並ぶのは、現在、東京ミッドタウン日比谷で開催中の「超ふつうじゃない2020展」である。

エントランスで出迎えるのは、本展のシンボルモニュメント「ジャナイくん」。TOKYO2020への期待で全身が膨れ上がっているふつうじゃないヤツだ。



屋外スペースである日比谷ステップ広場に展示されるのは、ふつうじゃないアスリートたちの身体能力の高さを体感できるアスレチック的な全10個の体験型展示。例えば「0m走」は、スタートの合図に何秒で反応できるかを競う世界最短のレースだ。

これでわかるのは、スプリンターの反射神経がどれほどふつうじゃないか、ということ。100メートル走の世界最速タイム「9.58秒」を記録したウサイン・ボルトは、計算によれば0.146秒で反応するという。数字だけじゃ凄みがわからないと意気込んでトライしてみたら、結果は「0.718秒」。ボルトの6倍も反応時間が掛かってしまいました。



また、父親の多くが夢中になって参加していたのは「バレーボール自販機」。コカ・コーラと共同で設置された自販機の商品選択ボタンは、地面から348cmと、309cmの高さにあり、それぞれ男女のバレーボール選手によるジャンプの最高到達点となっている。



その高さはこんな感じ。子供を肩車して、用意されたスティックでなんとかボタンを押せるレベル。「こんなところからアタックされるなんて!」と驚きつつも、子供たちにいいところを見せたい父親たちは果敢に挑戦。するも……理想と現実は違い、フィニッシュを我が子に委ねる親子をたくさん見かけた。このあと飲むコーラやアクエリアスは、ひと際身にしみるに違いない。

ジャンプといえば、上にではなく前に飛ぶ競技も。「ロングジャンプの泉」と名付けられたフィールドは、走り幅跳びのオリンピック記録「8m21cm」と同じ飛距離の水が、水鉄砲のように噴射する体験型展示。スタートラインを踏み切ると噴射し、自分の飛距離と比べることができる仕掛けだ。



よいしょ!と飛んでも水鉄砲には到底及ばず。これもまたふつうじゃない飛距離に笑いが込み上げる。

どれもこれも体感自体がエンタメで、超面白い。しかも、これを知っておくことで、これから観戦する競技の見方まで変わるはず。となれば、1年後に迫ったTOKYO2020を満喫するには、行っておいたほうがいいってことになる。入場無料というのもありがたい。

「ジャナイくん」並みに期待に胸を膨らませるために、家族で行ってみてはどうだろう。きっといい汗、かけるはずだから。

[イベント概要]
「超ふつうじゃない2020展」
開催:8月8日(木)〜8月25日(日)
時間:11:00〜19:00
会場:東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場
入場料:無料
公式サイトはこちら


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