チケット狂想曲も冷めやらぬまま開幕まで1年弱。やり場に困るお祭り気分は、「公式モノ」が受け止める。
例えば、東京2020公式ライセンス商品に加わるTシャツは、肉厚&ビッグシルエットと時代性を汲んだ。
ファッション感度の高いファンに向けて生地から製作。1枚でもキマるビッグシルエット、余白を重視したタイポグラフィの配置にもセンスが滲む。アートな佇まいだ。
また、公式タイムキーパー、オメガの「シーマスター アクアテラ 東京2020オリンピック リミテッド エディション」は、エンブレムの市松を文字盤に配した奥ゆかしさ。
文字盤は、アクアテラに初採用となるセラミックス。特製ボックスも付属するというスペシャルな逸品だ。1万5000ガウスの耐磁性能に加えた高精度「マスター クロノメーター」認定。
これくらいシックなら、その高揚を静かに、常に感じていられる。
清水健吾=写真 柴山陽平=スタイリング 加瀬友重、髙村将司=文