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タンスの肥やしがお宝に? 昔着ていたバンドTの価値を見分ける3つのポイント
されど、Tシャツ。●これまで何枚着てきたか、Tシャツ。服としては何よりシンプルなつくり、Tシャツ。理想の一枚に出会ったと思ってもすぐに次が欲しくなる、Tシャツ。されどで探す、今年いちばんの、Tシャツ。
今、Tシャツのヴィンテージ市場が賑わっている。その急先鋒が音楽系Tシャツ。ニルヴァーナ、ソニック・ユース、ビョークといった、我々の青春アーティストのTシャツも今じゃびっくりプライスだ。そういえば、ピグスティのポップアップショップに
出品されていたソニック・ユースのTシャツには、4万円近い値がついていたっけ。
同時に、こんな人もいるはずだ。「あれ? 実家の押し入れに眠ってる気がするぞ」。ならば、これから紹介するチェック項目の確認を。
果たして今、どんなTシャツに価値がある? ニルヴァーナのTシャツ本を手掛けたヴィンテージショップ「フェイクアルファ」の門畑明男さんに、その見分け方を教えてもらった。
チェックポイント① 【素材】で年代を把握せよ!
—最近のヴィンテージTシャツ・ブーム、すごいですね。特に音楽系。 門畑 きてますね〜。ほんの10年ほど前は、まだ日本でも大半は3000〜5000円くらいで売られていて、アメリカでも10ドル程度でバイイングできましたけどね。
—90年代のミュージシャンも人気ありますよね。 門畑 むしろ今は、そちらのほうがアツいかもしれません。90年代のTシャツって全部グラフィックがいいんですよ。それで人気が出てるっていうのもあると思います。
—同じグラフィックなら、価値はすべて同じ? 門畑 いや、違います。ひとつは生地で変わりますね。
—と言うと? 門畑 例えば、100%コットンか、ポリエステル混かはひとつの目安になります。ポリ混は70年代半ばくらいから増えてきて、80年代はほとんどポリ混になります。90年代に入るとまた100%コットンに戻るんですけどね。ラモーンズのこちらの2枚は、違いがわかりやすいかもしれません。
—左はガッシリしていて、右はテロッとしてる。 門畑 そうです。左が90年代製で、100%コットン。右が80年代製で、ポリ混です。80年代以降では、同じようなデザインで両方存在する場合がありますが、今は100%コットンの方が人気はあります。90年代はとにかく生地が肉厚でパリッとしていて、それより前は薄手。そのあたりが第一のチェックポイントになると思います。
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