>連載「オーシャンズ X:幸せな離婚編」を読む 離婚という作業は、パワーを要する大仕事だ。くっつけるよりも引き剥がす方が手間というのはおおむね本当のようで、しばしば「こりごり」「ウンザリ」というキーワードが耳に届く。しかし一方で、「再婚したい」といった話も聞こえてくる。
前回、離婚した人にとっても婚活パーティが有用であることは示した通りだが、本稿では参加者たちのモチベーションについて考察を深めてみよう。
離婚した男女の婚活パーティへの参加が増えている。理由は?
「もう一度誰かと一緒に人生を歩みたい、子供が欲しいという方が多いです。『子供をあきらめていた』という方でも、お子様がいらっしゃる方と出逢うことで子育ては可能になりますので。そのほか、高齢化が進むなかで将来に不安を感じ、老後を考えてパートナーを探す方もいらっしゃいます。熟年離婚や死別などが原因で、パートナーと離れてしまった方もいて、シニア婚活も活発になってきていますよ」。
前回に続き、こう教えてくれたのは業界大手のPARTY PARTYを運営する、IBJの広報・椎名さんだ。では、離婚した男女が「婚活したい」と感じるのはどんな瞬間なのだろう。
「ひとりでの生活が寂しくなったときや、魅力的な異性と出会ったとき、老後への不安を感じたとき。またはお子様に母親ないしは父親を作ってあげたいという親心で再婚を踏み切る方もいらっしゃいます」。
離婚直後には思い立たずとも、離婚後数年、あるいは数十年経って、再婚へのモチベーションが上がるケースも少なくないそうだ。
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