即取り外し可能な、ボトルホルダーが便利すぎる
次に自転車周りのユニークなアイテムを拝見。
ボトルホルダーを車体に取り付けるために使っているのが、トゥフィッシュのクイックケージアダプター。ベルクロを採用し、取り外しが容易に行える優れモノだ。
南さんはピストバイクの美観を損なわないようにと、取り外せるこちらを愛用。ボトルを何本も車体へ取り付ける人は、レイアウト変更が簡単にできるのでオススメとのこと。
美観を損ねない、取り外せる泥除け
ここでも自転車の見た目を損ねたくないと、南さんらしいアイテムが登場。
「アスセイバーの泥除けは、サドルの後ろの切り込みに差し込むように取り付けできます。肉抜きされたサドルを使っているため、雨の日だけ使います。泥が跳ねてお尻が濡れたり、汚れると滅入ってしまうので(笑)」。
2つ折りになり持ち運びサイズもコンパクト。修理キットと合わせて常備している。
落とす心配なし!鍵は銭湯スタイルで保管
南さんが愛用するU字ロックの鍵は、なんと腕に付けて持ち歩いているそう。こうすることでうっかり失くす恐れや、バックパックの中で行方不明になる心配がない。
使うのはスーパーコイルのリストキーコイル。これまで似たようなアイテムを使ってみたものの、これが抜群に伸びにくく切れにくかったとか。
運転中はU字ロックにコイルを通すため、どんな場面でも鍵を保護してくれる、まさに必需品だ。
ライダーとしての経験値が詰まった、セレクトセンスは真似したい!
バイク用ギアを選ぶ際、コンパクトさや機能性の高さだけで選びがちだ。もちろんそれも重要なポイントのひとつ。
しかし南さんのような、自転車の美観を気にしたギアのチョイスやアイテムセレクトは、長年自転車に乗りつづけてきたからこそのセンス。
ライダーとして活躍し続ける南さんの一歩先を行くセレクトポイントは、初心者だけでなく、少し自転車に慣れてきたライダーもぜひお手本にしてほしい。
櫛ビキチエ=写真 金光照子=取材・文