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オフィス内のバーで体感する「働き方改革」


もうひとつ、こちらは直接Amazonとは関係ありませんが、スフィアの中にあるバーを紹介します。

DEEP DIVE(ディープ・ダイブ)というアマゾン本社地下にあるバー 光量を落とした照明がムード溢れるバー。






深海を模したデザインから「ディープ・ダイブ」と名付けられたこのバーは、オリジナルカクテルが豊富で、食事メニューも充実。16時からオープンしており、開店してすぐに行ったのですが、早くも大勢のお客さん(アマゾニアン?)で賑わっていました。

知らなければ見過ごしてしまいそうな「ディープ・ダイブ」の入り口。


Lerona St.側にひっそりと入り口があり、隠れ家のような存在。こうした粋なバーが、おそらくアマゾニアンたちの遊び場として、この界隈に増えているそうです。オフィスに隣接するかたちで、こうした場が近くにある環境も素敵だと思いました。

アマゾン関連施設を巡って感じるのは、「とことん働くことは決して美徳ではない」ということ。「成果」と「発想力」を最大限に引き出すために設計されたアマゾン・スフィアと、そこで生まれた「技術」と「ビジョン」をいかんなく発揮したアマゾン・ゴー。両者はシアトルの今を代表する存在であり、オフィスとアマゾン・ゴー、近隣のバーを行き来し、豊かなライフワークバランスを確立するアマゾニアンもまた、シアトルの象徴といえるでしょう。

近未来を垣間見た大人の社会科見学。働き方やライフスタイル、最新テックに敏感なオーシャンズ世代にとって、「シアトルでのアマゾン見学」は、なにより刺激的な旅になること間違いないでしょう。

次回はシアトルのアウトドア大国としての側面に迫ります。

 






伊澤慶一●1981年生まれ、子持ち。出版社勤務時代には『地球の歩き方』を始め、NY、LA、パリ、ベルリン、モロッコなど世界中のガイドブックを制作。
伊澤慶一●1981年生まれ、一児の父。出版社勤務時代には『地球の歩き方』を始め、NY、LA、パリ、ベルリン、モロッコなど世界中のガイドブックを制作。60カ国以上の渡航歴を持つが、いちばんのお気に入りはハワイ。


 

Photographs:Ayato Ozawa

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