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トラックメイクの愉しさを気軽に体験。サンプラー機能も面白い!


DJプレーに楽器演奏とくれば、その次のステップとして目指したいのは作曲。イメージを曲にするというと高尚な趣味のようだが、「Remixlive」(AndroidiOS)があれば、簡単な操作で本格的な作曲やリミックスの作業が行える。特にEDM系のトラックメイクにはオススメのアプリだ。

画面キャプチャ イコライザーや各種のエフェクトも標準装備。プロのDJやミュージシャンがつくった音源集を追加購入して利用することも可能。


リズムマシーンを演奏するときのように、ビートやループサウンドが割り当てられたボタンを操作してトラックを組み立てていくのが基本。

サンプルの音源だけでも十分楽しめるが、よりオリジナリティを出したい場合には、新たな音を録音してビートやループに利用するサンプラー機能も用意されている。ちょっと難しく思えるかもしれないが、少しいじってみるだけで、すぐに操作に慣れるはず。玩具で遊ぶような感覚で、気軽にチャレンジしてみよう。

 

鼻歌からメロディを抽出し自動作曲。子供と遊んでも楽しそう


最後に紹介するのは、気軽に音楽をエンジョイするアプリの中でも、特にユニークな存在といえる、鼻歌(ハミング)をもとに自動作曲してくれる「HumOn(ハムオン)」(AndroidiOS)だ。

画面キャプチャ プリセットで用意されているリズムや伴奏の音色、音量を調整するための機能も用意されている。よりオリジナリティのある楽曲づくりが可能だ。


 

さらに凄いのが、録音したメロディに合うコードを自動的に生成する機能だ。バラード、R&B、ロック、クラシックなどジャンルを選べば、いとも簡単に“それらしい”1曲が完成してしまう。録音後に音符の位置を調整する機能も用意されているので、失敗を恐れず鼻歌を口ずさめるのも良いところ。こちらはパーティというよりも、子供や家族と一緒に楽しみたいアプリといえるだろう。

聴いて愉しい音楽ならば、自分で参加したほうがより愉しめるはず。これまで楽器演奏や歌うことに抵抗があった人にこそ、これらのアプリを試してほしいところ。これまで知らなかった、音楽の新しい魅力を発見できるはずだ。



石井敏郎=文

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