何やら途方もなく巨大なアートが日本に到着したらしいけど……あれ? これって……!!
1990年代半ばから2000年代初頭の裏原ブームを謳歌した人のなかには、この寝そべっているキャラクターに懐しさを覚える方も多いのではないだろうか。
ニューヨークをベースとし、グラフィックアーティスト、彫刻家、トイ作家、ファッションデザイナーなど、多岐にわたり活動する「KAWS(カウズ)」のトレードマーク的キャラクター“COMPANION(コンパニオン)”だ。
裏原ブームの最中、一世を風靡していたストリートウェアブランド、バウンティー・ハンターとのコラボで大ヒットとなったビニールトイが有名だが、カウズはほかにもア・ベイシング・エイプやサンタスティック!など、多くの日本のアパレルブランドとコラボレーションをし、注目を集めた。
その後もカウズは世界的な活躍を続け、現在、「COMPANIONの巨大なアートワークが世界中を旅する」というコンセプトを掲げて「KAWS: HOLIDAY」と題したプロジェクトを展開している。
例えば今年1月には全長36メートルもの巨大なCOMPANIONを台湾の台北国立中正記念堂に設置。3月には同規模のCOMPANIONを香港ビクトリアハーバーの海上に浮かべてみんなの度肝を抜いた。そして同プロジェクトが次に目指したのは、日本が誇る世界遺産、富士山である。
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