もっと糖質オフ生活を楽しむために!
専門家からのティップス
教えてくれるのは……
【アドバイザー】亀川 寛大 医師「なごみクリニック(熊本県)」院長。「糖尿病再生医療研究所(熊本県)」所長。
医師として糖質制限をわかりやすくおもしろく伝えることをモットーに、全国でセミナーやイベントを開催。そのほか、
Facebookを中心に情報を発信中。
「本来パクチーは、食欲増進効果のある食材ですが、人は苦手な香りを嗅ぐと食欲が減退することも。オフ男はパクチーが苦手ということなので、食べ過ぎを抑えられる可能性はありますね。ちなみに、私はお取り寄せするほどパクチーが大好きですが(笑)。
それよりも注目すべきは、糖質オフ男がご褒美の前にパクチーを大量に食べるという事実。
葉物野菜を先に食べることで、満足感を得ることができますし、いわゆる野菜を先に食べる『食べ順ダイエット(ベジファースト)』にもなり、血糖値の上昇を緩やかにして、脂肪の吸収を抑えることが期待できる。つまり、『食事の前に葉物野菜を食べる』というこのオフ男の行為は、糖質オフ生活にポジティブな効果があるといえるでしょう。
しかし、誤解してほしくない点もあります。それは、オフ男の大好物である焼き肉は、基本的に糖質オフ生活向きの食事であるということ。糖質オフダイエットの基本として、重要なのはエネルギー不足を引き起こさず、栄養不足を解消させること。そのため、タンパク質と良質な脂質をしっかりと摂取することが重要です。
もちろん、極端に摂取量が多いのは避けるべきですが、食べる量を極端に減らすと代謝が悪くなり、結果的に痩せにくいカラダになります。そのため、『お肉はダイエットの大敵!』という思い込みをなくし、貴重なタンパク質として、お肉の摂取は控えないことをおすすめします。ゆっくりと噛んで、タンパク質の吸収をより良くすることも大切ですよ」。
糖質オフ生活の参考に!
連載「糖質オフ男」一覧へ糖質オフ男カラダの曲がり角といわれる「37.5歳」、もう若い頃のような食生活ではいられない。格好良くいたいのであれば、生活に「糖質オフ」を取り入れることが肝心だ。そんな中、一風変わった”糖質制限生活”を送る男がいた。その名も、糖質オフ男。ストイックなダイエットでも筋トレでもなく、独自の糖質制限法でスマートにカラダをキープしていく、アラフォービジネスマン・糖質オフ男の哲学を紹介していこう。
上に戻る 島崎昭光=文 波打ベロ子=イラスト