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離婚して「モテる」は錯覚?
一方「モテない」人は機会がない?


では、離婚後の男女はどんな瞬間に「モテる/モテない」ことに気づくのだろうか。エピソードを交えて教えてもらった。

【離婚後に「モテている」人のエピソード】
「食事の誘い、交際の申し込みが明らかに増えた。しかし、私のことが好きというよりは離婚して寂しいだろうから誘えば落ちるだろう、と考えている人が大半だろうなと感じる」(34歳女性・神奈川県)

「実際モテます。バツイチ男性で子供がおらず養育費等の問題がない男性がいちばん良いと話を聞きました。バツイチ子なしだったので今の彼女も付き合ってくれているのだと思います」(38歳男性・福岡県)

「離婚したんだ! という話をすると一目置かれるようになったり、すごくキラキラしている、明るくなったと言われることが多くなりました」(43歳女性・東京都)

「落ち着きが出たと周囲に言われるようになって、声をかけられることが増えた」(35歳男性・神奈川県)

「結婚しているとなかなか誘われませんでしたが、離婚後はお誘いがたくさんきました」(33歳女性・青森県)


離婚という経験値に惹かれるというケースもあるが、既婚時には遠慮して来なかったアプローチが“解禁”になることから、オファーが増えたと感じている人も多そうだ。


【離婚後に「モテていない」人のエピソード】
「やはり子供がいることにより、お付き合いするという段階で一歩引かれる」(39歳男性・神奈川県)

「子供がいるとそれどころではないから、相手にされない」(39歳女性・新潟県)

「バツイチで女好きという噂が流れた」(43歳男性・鳥取県)

「男のように強くなり、女として必要とされないと思う」(47歳女性・福岡県)


理由はさまざまだが、男女ともに「子供がいると……」という理由が目立つ。大切な存在を守るためには、恋愛どころではないという人も。


【「どちらともいえない」人のエピソード】
「異性に接触する機会がない」(35歳男性・埼玉県)

「結婚前も離婚後も、異性から積極的にアプローチされたことはなく、結局自ら行動しないと何も起こらなかったため」(34歳女性・岩手県)

「離婚したからという変化は特に感じられません。友達と飲みに行った先で声をかけられることはありますが、結婚していた頃からあったことなので」(46歳女性・大阪府)

「こちらがモテたいと思わなくなったことで、異性と気楽に接せられるようになった」(49歳男性・京都府)

「特に変わらない。ただ自分が積極的にいかなくなったので機会は減った」(41歳女性・神奈川県)


「恋愛に積極的ではない」「そもそも機会がない」など、異性と接触する機会が少ない人も多そうだ。また「結婚前からモテるタイプではない」というケースも。

 

これらのことを踏まえると、「離婚したから」という理由で「モテる」という事態に至った人は少数派。つまり自分の道は自分で切り開かねばならないということだ。それは恋愛においてはもちろん、ひいては人生においてもそうであることは、誰も疑いようのない事実。

すこし世知辛い話になったが、「バツイチ男はモテる」と妙な期待は持たず、離婚の教訓を糧に真摯に生きることが幸せに繋がる最も着実なルートだと考えられそうだ。

 

吉々是良=文 石井あかね=イラスト アイリサーチ=アンケート協力

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