低身長×ワイドパンツの最適解。「段」による縦長効果が狙える2本
ゆったり、たっぷり、幅広で快適なはき心地が自慢のワイドパンツ。ぜひ夏にはきたいサマーパンツのひとつだが、「体形を選ぶのでは?(涙)」「はきこなし方が難しそう(困)」と二の足を踏むオッサンは少なくない。そこでワイドパンツ初心者の読者代表4人とともに数多のパンツをはき比べてみた。
初回は“低身長”の悩めるオッサンを救うワイドパンツの選び&こなしのポイントを。
[ポイント]
くるぶしが見えるレングスを選んで、“長見え”させる「段」を複数設ける
「小柄なのにワイドパンツをはいたら、子供っぽく見えるのでは?」と懸念を抱く人も多かろう。しかし、丈感に注意すれば、まったく問題ない。ズバリくるぶし丈、これ“だけ”で、格段に見違える。
実証したのは谷中 凡さん(45歳)バス運転士 身長165cm/体重58kg「身長が低いし、脚も細いし」と打ち明けてくれた谷中さん。学生時代はバイト代をすべてつぎ込んだほどの服好きながら、自分に似合うパンツがなかなか見つからず苦労したそうだ。
肝はこうだ。短いものを長く見せるには、こまめに区切りをつけることが有効。そこで、くるぶし丈のパンツを選んで、パンツと靴の間に素肌を露出させ “段”を設けるのだ。それだけでなく首元、ウエスト、足元といった具合に全身に“段”を設けて全身で区切りを強調する。こうして出来上がったスタイルはバランスが良く、長見え効果でスタイルアップが見込まれる。
段がもたらす縦長効果&爽快感に、“DANDAN”心魅かれてく!
フランスの老舗ミルによるリネンライクなウール地。そんな清涼感のあるネイビーのワイドスラックスを軸に、トップスもカラートーンを合わせてクールに着こなした。Tシャツの襟元、タックインしたウエストライン、そしてくるぶし丈のレングスが生む素肌との境界線、足元。複数設けた“段”が、全身をすらっと縦長に見せてくれる。
「スラックスは普段あまりはきませんが、これくらい足首が出ると動きやすいし見た目も軽やか。いいですね!」と谷中さんも心魅かれた模様。
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