サッカーのような戦略も要求される!?
シンプルだけど奥深い対戦ゲーム「ガイスター」
【ココがポイント】・女性とっつきやすい可愛いデザイン
・ルールは簡単だが戦略性も高く、夫婦間の力関係が表れる!?
【どんなゲーム?】自軍のオバケ(コマ)を操作し、相手のコマを奪ったり、自分のコマをゴールへと運んだりすることで勝敗を決める、チェスや将棋に似た感じの2人用アナログゲーム。
自軍はコマの裏側に赤い点が付いた「悪いオバケ」4体と、同じく青い点が付いた「良いオバケ」4体の計8体のコマで構成されており、相手に「悪いオバケ」をすべて取らせる、または「良いオバケ」を1体敵軍のゴールまで進めれば勝ちとなる。
ここでポイントとなるのが、敵側からは「悪いオバケ」か「良いオバケ」かを判別できないこと。敵の動きを見ながら、オバケの良し悪しを推測して、コマを取ったり逆に避けたりしなければならないのだ。
そのため重要なのが、スタート時のコマの配置と、相手に誤解を与えるようなコマの動かし方。誰でもすぐ覚えられるルールだが、サッカーにおけるフォーメーションのような戦略性も楽しめる。
1回10分程度とプレイ時間も短いので、家事や育児の隙間時間に遊ぶゲームとしてもオススメだ。
【対戦よりも“協力”したい夫婦にはコチラ】
互いのシンクロ率を確かめられる!
色がテーマの連想ゲーム「ヒトトイロ」
【ココがポイント】・相手と同じ答えを求める協力型なので親密度が高まる
・世代や性別、出身地などで答えが変わるため、思考の読み合いがキモとなる
【どんなゲーム?】引いたカードに書かれた「テーマ」をもとに参加者それぞれが考える「お題」から、最終的に連想される「色」を当てることが目的となる、一種の協力型ゲーム。テーマを変えながら5回を続けて行い、最後に各テーマに対して提示したメンバー全員の「色」カードをオープン。5回分すべての
「色」が一致すればミッション達成となる。 ポイントは、メンバー全員が同じ「色」を連想するような「お題」を考えること。 例えば、カードに『苦手な食べ物』という「テーマ」が出た場合、ピーマン・玉ねぎ・トマトなどが頭に浮かぶだろう。この場合、メンバー全員に「緑」を連想させたければ、「お題」に”ピーマン”を設定しよう。そうすれば、「色」が一致する可能性が相当高まるはずだ。 しかし、カードの「テーマ」の難易度は徐々に高くなる。「駅の名前」「大きなイベント」「スナック菓子」など、一見すると「色」を想像しにくいテーマも登場。さらに5回戦の中で1色1回までしか使えない。つまり、難しい「テーマ」のなかで、限られた「色」を連想させるように、「お題」設定に頭を捻らなければいけないのだ。
3人以上でも遊べるが、2人きりで遊ぶ場合には、相手の気持ちを汲み取る能力がより重要になるため、互いの親密度を確かめる効果も。世代や性別などの条件で、連想される色が異なる場合が結構ある点にも要注意。夫婦の気持ちが、どれだけ寄り添っているかをテストする、ちょっとスリリングな展開も楽しみたいところ。
酒を酌み交わしたりテレビを観たり。夫婦団欒の過ごし方はいろいろあるけれど、たまには夫婦水入らずで、こんな頭を使った交流の時間を過ごしてみてはいかがだろう。
[取材協力] ボードゲームカフェ「ジェリー ジェリー カフェ」https://jellyjellycafe.com/ 山本恭平=写真 石井敏郎=取材・文