「胸襟を開く」なんて言うくらいだし、昔から胸元のゆとりと飾らない自然体とは蜜月関係にあったらしい。
楽しい柄で気分もアガるし、日焼け肌にも似合う。それに、どこか品良く見えるのがうれしい。心地良さに正直な大人って、こんなにカッコいいんだゼ。
【1】レトロなものこそ、今っぽい着こなしで
テロッとしたリヨセル生地にダイヤ柄が映える1枚は、’50年代の古着から着想を得たクラシックなもの。落ち着いて見える黒ボディなので、滑らかなホップサック地のグレーパンツと合わせた大人のモノトーンコーデで都会的に。
【2】力は抜けてる、でも手抜き感はまったくなし
そこはかとなく漂うリラックス感。それもそのはず、実はこれ、セットアップとしてパンツ(別売り)の用意もあるパジャマシャツ。インドで手織りされたチェックのコットン地は風合いも良く、今夏街着としての活用を推薦。ユルめのイージースラックスで、どこにいたって自宅のような快適さに。
【3】夏はダークトーンも、これくらい軽やかに
シックな色みも重たく見せない、全身ゆったりの絶妙なサイズバランス。さらには国産の上質な生地によるフラミンゴ柄のシャツとクリース入りのクロップト丈デニムで、品良く遊び心も覗かせて。むやみに色数を足さなくたって、こんなに着こなしは表情豊かになるのだ。
【4】クリーンで涼しげ、大人の休日かくあるべし
陽射しが強けりゃ強いほど、淡色の清涼感は際立つもの。ダスティブルーにリーフ柄プリントを施した1枚は、その名も「タヒチシャツ」。優しい色合いのパンツと合わせれば、上品なリゾートスタイルが一丁上がり!
川田有二=写真 菊池陽之介=スタイリング yoboon(coccina)=ヘアメイク 髙村将司、いくら直幸、谷中龍太郎、今野 塁、菊地 亮=文