1億5000万円をヨットに使いたくない、というセイラーへ。ライセンスさえ所持していれば、オーナーでなくても自由にボートを利用できる方法がある。
ヤマハのマリンクラブ、「シースタイル」というレンタルボートのシステムである。
個人会員ならば、2万1600円の入会金、3240円の月会費、そして、レンタルボートの利用料を用意すれば、全国140カ所のマリーナでさまざまなボートがレンタルできる。
維持費、係留費などは、まったく不要。3年ごとに新しいボートに交換されるので、メンテナンスも万全だ。
全国140カ所の「シースタイル」
エリアごとの水域や航行ルールのレクチャーも充実
クラブ艇と呼ばれるレンタルボートは、小型艇から中型艇まで幅広くラインナップされている。
利用できる時間は、各マリーナの営業時間内であれば、3時間、または6時間。ただし、季節によって料金などが異なるので、事前に確認が必要である。
レンタルボート利用で、人気なのがフィッシング。乗り合い船などとは異なり、好きな釣果を狙い、自分の好きなポイントと時間で集中してできる。
オーナーとなって自艇を所有するのも良いが、購入や維持するための費用を考えれば、シースタイルも有効な選択肢だ。
ライセンス取り立てのビギナーの場合、ボートの取り扱い、走らせるエリアの状況など、事前にマリーナ・ガイダンスを受けることができる。
もちろん、操船に慣れている場合でも、エリア別の特別な状況など、安全重視のガイダンスも用意されるので、チェックをおすすめする。
リゾートなど、旅先でレンタルできるのも魅力。透き通る海の上を走らせるのは最高に気持ちいい。
ただ、そのエリア独自の航行ルール、安全水域や危険水域のレクチャーなど、マリーナによって初回利用の前に受講が必須のところもあるので、事前チェックが欠かせない。
[問い合わせ]ヤマハマリンホットライン0120-730-344 ヤマハ発動機=写真提供