ハワイほど“ローカル”という言葉が日常的に使われる地域はないだろう。観光客がひっきりなしに訪れるから、それに対しての「地元」なんだろうけど、決して閉鎖的ではなく、むしろハワイでのそれは特別感を意味する。
例えばワイキキを離れた、イーストマノア・ロードにあるカフェ「モーニング・グラス・コーヒー」。最近では観光客も多いけれど、もとは「あそこの朝食とコーヒーはうまい」というローカルの口コミから広がった。
サーフブランドのローカルモーションも1977年、ロバート“ボブ”バーンズがカイルアに開いた、小さなサーフショップが起源。当時のチームライダーもレジェンドのバテンス・カルヒオカラニをはじめとするハワイアン勢。
地元に誇りを持ち、大切にするローカルスピリッツを僕らはリスペクトし、少しでもその輪に入ることに憧れる。ローカルモーションの服に袖を通すということは、その想いが根幹にある。改めて注目してみたくなった。
山沿いの町の朝は、羽織りものを。
早起きしてマノアの涼風に当たる週末の朝。ローカルは必ず羽織りものを1枚、バッグに常備しているとかいないとか。
地元の正装はやっぱりこれです。
シックな黒にハイビスカス。悪目立ちしないハワイアンシャツでシャカを交わそう。
陽気なキャップに、笑みがこぼれた。
わかる人にはわかる、某ファッションブランドのパロディが匂うデザインの陽気なキャップに、笑みがこぼれた。こういう悪ガキみたくふざけた感じ、サーファーっぽくていいと思う。
朝から晩までこれで過ごせる。
派手な色柄が観光客向けなら、少ない色数で南国を想起させるショーツは地元の“まかない”的存在。だから朝から晩までこれで過ごせる。
[問い合わせ]ローカルモーションジャパン 050-3538-0002http://localmotionhawaii.co.jp清水健吾=写真 荒木大輔=スタイリング 勝平弘治=コーディネイト 實川治德=取材・文