子供らしくかわいい服を着ている我が子もいいけれど、自分も欲しくなってしまう“かっこいい服”を生意気に着ている姿も、また格別。服好きなオトーチャンズの皆さんであればこの感覚、わかるはず。
そこで集めた、子供のためのオーシャンズな服。今回のテーマはおめかしスタイル。
コドモ服をいつまでもヨメまかせにしていたら、オトーチャン失格ですよ!
ハレの日の鉄板はおめかしトラッド
学校や習い事の発表会に、親戚の結婚式……。この時季に意外と多い、ちょっとだけ“おめかし”させたいハレの日には、俺も子供もアメトラで。
上品なチェックや普段着ないジャケット、革靴なんかを身に着ければ、子供だって背すじがピン! と伸びて顔立ちが変わるはずだ。
ボーイズ
気取って親子で、紺ジャケ&紺ブレで
トラッドといえば紺ジャケ。オトーチャンが抜け感のあるスウェット地をチョイスするなら、息子は紺ブレで一枚上手に。Vゾーンにはマドラスチェックのシャツとボウタイで華やかさを加えて、しっかり“よそ行き感”を演出した。ただ、ボトムスはチノショーツで子供らしく、軽やかに。かくして、バランスの取れたナイスな親子の出来上がり。
フィスのタイ&チーフ
おめかしにタイとチーフがあったらベスト。だけど、別々に探すのが面倒だと思うなら、セットになったこちらはいかが? 紺ジャケに合わせやすいネイビーを使った太めのチェックというのもポイントだ。
ユニクロのシャツ
トラッドに欠かせないオックスフォードのBDシャツは、ウォッシュ加工でふんわり仕上げた1枚を。自宅で洗濯しても型崩れしにくいから、気負わず着させられる。
ハルタ × こども ビームスのローファー
老舗学生靴メーカーの定番を牛革アッパーにアップデート。しなやかに鞣されていて履きやすいうえ、吸湿性に優れるためローファーデビューの子供でも安心だ。
ポール・スミス ジュニアのスーツ
うっすらグラフチェックを施したセットアップはポール・スミス謹製。柔らかなレーヨン製のナローラペルだからカジュアルに付き合える。随所に効かせたステッチのアクセントにも注目!
ミナペルホネンのカーディガン
伸縮性のあるコットンカーデはスウェット感覚で着られるから堅苦しさは皆無。フロントはスナップボタンで着脱もラク。おめかし以外に使える汎用性も魅力だ。
ディースクエアードのスラックス
バージンウールにスパンデックスを混紡したスラックスなら、きちんと感もあるし、動きやすいから最高。ダブルの裾も子供には新鮮じゃないかな。
ガールズ
小物使いの工夫で知ったおめかしする楽しさ
チェーンストラップのバッグやレース付きのハットといった小物で着飾ったり、上品なチェックを纏ったり。いつもとはちょっと違う特別なモノで得る高揚感。おめかしする楽しさを覚えた娘とのお出かけは、コッチも特別な気分になる。
アーチ&ラインのワンピース
トラッドなストライプ部分はパリッとしたダンプ素材、スカート部分は少し光沢のあるサテンで切り替え。人気の日本ブランドによる、コーデ不要なワンピース。
ポロ ラルフ ローレンのブレザー
ラペルやポケットに華やかなピンクトリムを効かせたホワイトブレザー。ジャージー素材だからシワを気にする必要もない。一着でおめかし完了の一張羅だ。
シモネッタのバッグ
天然のストロー素材にエナメルの花飾りをあしらったミニショルダーは季節感の演出にも最適。イタリアの人気キッズブランドの最新作。
ジンズのメガネ
黒セルのメガネでトラッド感をアピール。紫外線やブルーライトをカットする独自開発のレンズ搭載で目にも優しいから、掛けさせておくだけでもお役立ち。
ラコステのワンピース
プレッピー的解釈で我々がおめかしする際、ポロシャツを着るように、娘には鹿の子のポロドレスというのも有効。襟と袖に入ったラインとウエストのラバーベルトが、着こなしに表情をつけてくれる。
クラークスのシューズ
英国の名門、クラークスのキッズラインが今季初上陸。クラシックなメリージェーンシューズは柔らかなEVA製のソールを採用し、歩きやすさは抜群だ。
田邉 剛=写真(人物) 清水健吾=写真(静物)
松田有記=スタイリング 福島リサ=ヘアメイク
長谷川茂雄=文・編集