ベージュに黒を合わせると、なぜこれほど都会的になるのだろうか。
ここに登場する4人のコーディネイトを見れば、その格好良さは一目瞭然なのである。
コート=フリークス ストア パンツ=ユニクロ スニーカー=アディダス パーカ、カットソー=ともに不明 サングラス=ジンズ
鈴木将吾さん Age 32ベージュ&ブラックのお手本であると同時に、白の配置が絶妙なのもテクニック。すなわちTシャツの首元と裾出し部分、およびソックスの白である。そんな色合わせのうまさと同時に、服そのもののバランス感にも注目したい。
オーバーサイズのコートと短め丈のパンツによる洗練されたシルエット。コートの襟とパーカのフードによって醸し出される、首回りのボリュームと抜け感。こまやかな配慮が行き届いている。
スウェット=チャンピオン ハット=不明 パンツ=古着 スニーカー=ワコマリア×コンバース 腕時計=タグ・ホイヤー
鈴木健太郎さん Age 47チャンピオンのスウェットに、ヴィンテージのチノパン。そんななんでもない合わせがここまで洗練されて映るのにはいくつか理由がある。
まずはサイズ感。ユルすぎずタイトすぎずという見事な塩梅。次にアクセントとなる小物使い。クラシックな顔つきの腕時計に、パイソン柄のコンバースが利いている。
そして色みとしても小物としても絶妙な味を醸し出すハットこそ、鈴木さんのコーディネイトのキモなのである。
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